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3Dプリンターへの注目度は年々高まっており、市場規模も拡大傾向にあります。3Dプリンターには、家庭用、ビジネス用の種類があり、ビジネスでの活用も進んでいます。

3Dプリンターを導入することにより、試作品の制作や工具の制作などに対応することができます。

この記事では、3Dプリンターの造形方式や費用相場、選び方のポイント、おすすめの3Dプリンター会社について紹介します。

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おすすめ3Dプリンター会社5選

おすすめの3Dプリンター会社について、以下の5社を紹介します。

キーエンス

公式サイト:https://www.keyence.co.jp/

株式会社キーエンスは、センサ、画層処理システム、安全機器、3Dスキャナ、レーザー顕微鏡などの産業機器を取り扱うメーカーです。

3Dプリンタ専用ソフト「Modeling Studio(モデリングスタジオ)」を取り扱っており、データエラーが出てもデータ補正が可能で、樹脂の使用量を最小限に抑えられる仕組みやグループ化による再配置などの機能が搭載されています。

また、高精細3DプリンタAGILISTA(アジリスタ) シリーズは、インクジェット方式を採用しており、高精細造形に対応しています。

ストラタシス

公式サイト:https://www.stratasys.co.jp/

Stratasys(ストラタシス)は、3Dプリンターで世界シェアNo.1の企業です。

幅広いAM技術、適用材料、深い専門知識によるさまざまな3Dプリンティング技術の提供や開発を行っており、1988年の販売開始から30年以上3Dプリンターを販売しています。

業務用中型から大型機の製造を得意としており、3Dプリンターで試作品などを量産する場合におすすめです。

3D Systems

公式サイト:https://ja.3dsystems.com/

3D Systemsは、ストラタシスとともに世界トップクラスのシェアを誇る3Dプリンターメーカーであり、両社で市場の約7割を占めています。

金属やプラスチック、デンタル用途など、さまざまな種類の3Dプリンターの販売およびサポートを提供しており、特に光造形や金属、樹脂を用いた造形に強みを持っています。

業務用3Dプリンターに重点を置いており、小型から大型まで幅広いラインナップを展開しています。

ホッティーポリマー株式会社

公式サイト:https://www.hotty.co.jp/

ホッティーポリマー株式会社は、3Dプリンターの開発・販売や3D造形サービスなど、3Dプリンターの導入や3Dプリンターを活用した開発・製造のソリューションを提供しています。

押出成形にも対応しており、建材、自動車、医療、建機・鉄道車両、機械ロボット、LEDといった、あらゆる業界・製品へのサポートを行っています。

UltiMaker

公式サイト:https://ultimaker.com/3d-printers/

UltiMakerは、オランダ発のデスクトップ3Dプリンターを手掛けるメーカーです。

デスクトップ型の業務用3Dプリンターから産業用まで、幅広い製品ラインナップを展開しています。日本国内では、BRULÉ(ブルレー)や丸紅情報システムズのサイトを通じて、製品を購入できます。

3Dプリンターの選び方

3Dプリンターの選び方について、以下の4つの観点を紹介します。

価格で選ぶ

3Dプリンターは、価格によって性能や機能が異なります。

基本的に高額になる程、高性能・高機能となりますが、自社の業務にあった適切な機能を選ぶことで費用対効果を上げることができます。

そのため、3Dプリンターを購入する際は、価格と搭載機能を確認し、自社の予算内で必要とする機能を備えている3Dプリンターを選ぶと良いでしょう。

造形方式で選ぶ

3Dプリンターには様々な造形方式があります。そのため、作りたいものに適した造形方式を選択することが大切です。

それぞれの造形方式の特徴を理解し、自社の使用用途に合った造形方式の選定、その造形方式を使えるプリンターを選ぶ必要性があります。それぞれの造形方式と特徴については後ほど紹介します。

造形サイズや対応素材で選ぶ

3Dプリンターによって、製造可能な造形物のサイズが異なります

使用用途に合わせて適切な造形サイズを作成できるプリンターを選ぶことが大切です。また、造形方式によって使用可能な素材が異なることも考慮が必要です。

使用したい素材が決まっている場合は、対応可能な素材が何かを事前に確認する必要があります。

購入後のサポート体制で選ぶ

特に業務用で利用する場合には、生産体制や業務の進行に支障が出ないよう、サポート体制も確認すると良いでしょう。

故障した場合に無料で修理可能か、保証期間はどれくらいか、トラブル時の対応はあるか、技術的な相談に対応しているかなどを確認しておくと安心です。

3Dプリンターの造形方式

3Dプリンターの造形方式には、主に以下の5つがあります。

  1. FDM方式
  2. インクジェット方式
  3. 光造形方式
  4. インクジェット粉末積層方式
  5. 粉末焼結積層方式

それぞれの特徴について紹介します。

1. FDM方式

FDM方式は、アメリカのStratasys社が開発した方式で、現在3Dプリンターの中で最も多く使われている造形方式です。

熱で溶かした樹脂を装置の先端から押し出し、ソフトクリーム製造機のような形で造形するという特徴があります。

メリットデメリット
・最終的に量産することになった場合に使用するプラスチック材料を使用できることから、試作品であっても、最終製品に近い性質で試験可能。・多様な素材を使用できる・段差が目立ちにくい・金属が使用できない・積層痕が目立ちやすい

2.  インクジェット方式

インクジェット方式は、材料を噴射し、その材料に光を当てて硬化させながら層を重ねて立体物を作り上げる造形方式です。

この方式は、インクジェットプリンターに似ていることから、インクジェット方式と呼ばれています。高精細かつリアルな造形が可能である点が特徴です。

メリットデメリット
・高精細な造形物が作成できる・カラー造形が可能・複数の材料を同時に使用できる・強度や耐久性がやや低い

3. 光造形方式

光造形方式は、液体状の光硬化樹脂に光を照射し、硬化させながら層を積み重ねて立体物を作る方法です。

この方式は、最も歴史が長く、細部まで精密な造形がしやすいという特徴があります。

メリットデメリット
・高精度で繊細な造形が可能・個人向けの装置は比較的低価格・産業用の装置は高額になることがある

4. インクジェット粉末積層方式

インクジェット粉末積層方式は、着色材や接着剤を噴射し、石膏粉末を硬化させながら積層していく造形方法です。

接着剤を使用することで、カラー造形も可能なため、建築模型やフィギュア制作に使用されることが多い方式です。

メリットデメリット
・造形時に直接カラーを着色できる・鋳型や中子としても利用可能・造形物の強度が低い

5. 粉末焼結積層方式

粉末焼結積層方式は、樹脂や金属などの粉末材料をレーザー光で加熱し、焼結させて層を重ねることで造形を行う方法です。

この技術は、工業機器の部品や医療用インプラントの製造で広く活用されています。

メリットデメリット
・サポート材なしで大きな造形物を作成できる・設備が非常に高価・造形物の表面が粗くなることがある

3Dプリンターの費用相場

造形方式ごとの3Dプリンターの費用相場は以下の通りです。

造形方式費用相場
FDM方式10万円〜7,000万円
インクジェット方式300万円〜7,000万円
光造形方式60万円〜3,000万円
インクジェット粉末積層方式200万円〜
粉末焼結積層方式1,000万円〜7,000万円

一番多く活用されているFDM方式(熱溶解積層方式/FFF方式)の3Dプリンターは約20万円前後が相場で、3Dプリンター製造の技術進歩により低価格帯のものが増えています。

一方、企業向けの大型のものになると1,000万円を超えるものもあり、造形方式や使用用途によって価格に幅があります

目的や造形方式が決まっている場合は、複数のメーカーや商品の見積もりを取ることで費用の相場を把握することができます。

まとめ:3Dプリンター会社を探すならレスターマッチングサービスがおすすめ

3Dプリンター市場は需要の拡大から成長を続けており、ビジネスでの活用も進んでいます。3Dプリンターを活用することで試作品を実際の商品に近い形で制作することができ、検証の精度が上がったり、実際の造形物を事業に活用することも可能です。

3Dプリンターには主に家庭用とビジネス用があり、ビジネス用の中でも造形方式や使用素材、作成可能な造形物のサイズなどがそれぞれの3Dプリンターによって異なるため、自社の活用用途を整理し最適な3Dプリンターを選ぶ必要があります。

3Dプリンターを導入したいけれど、どのメーカーが良いかわからない、おすすめを知りたいという場合には、レスターマッチングサービスがおすすめです。

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