インターネットの普及により、消費者のオンラインでのショッピングも活発になっています。2022年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、22兆7,449億円となっており、年々増加傾向にあります。
流通量が増加傾向にある中、商品やサービスの販路拡大の一つの選択肢としてECサイトでの構築、販売を考えている企業も多いのではないでしょうか。
この記事では、おすすめのECサイト制作会社と構築にかかる費用相場、制作会社の選び方のポイントを紹介します。
おすすめのECサイト制作会社10選
おすすめのECサイト制作会社について以下の10社を紹介します。
株式会社アートピース
公式サイト:https://artpeace.jp/
株式会社アートピースは創業16年のEC支援企業です。
これまでのEC運用経験を生かし、戦略立案からマーケティング、ブランディング、UI/UX改善など様々な領域からECサイトの成長をサポートしてくれます。
サイト構築だけでなく、リリース後のUI/UX改善・デザイン・機能改修・運用代行・広告運用・数値分析・SEOなどに幅広く対応してもらいたい場合におすすめです。
株式会社クロスコミュニケーションズ
公式サイト:https://crocomi.co.jp/
株式会社クロスコミュニケーションズは、これからECサイトを始めようとしている初心者の方に向けたサービスと、現在よりも収益を伸ばしたい企業や大規模なサイトを運用したい企業に向けたベテラン向けのサービスを展開しています。
そのため、自社の事業フェーズに合わせたサポートを期待できます。様々な通販サイトメーカーとの連携実績があり、幅広く対応可能です。
株式会社プレイビット
公式サイト:https://playbit.co.jp/
株式会社プレイビットは、Shopifyに特化したECサイト構築支援を行っている企業です。
構築の他にも、ECモールの運用代行、コンサルティングサービスなども提供しています。
戦略策定から運用までをサポートしてくれるため、初めてECサイトを利用する場合にもおすすめです。また、既存システムからの乗り換えや外部システムとの連携についてもサポートしてもらえるため、すでに利用しているサービスからShopifyに乗り換えたい場合も相談して守ると良いでしょう。
インターネット・ビジネス・フロンティア株式会社
公式サイト:https://www.ibf.co.jp/
インターネット・ビジネス・フロンティア株式会社は、ECサイトの制作から運営コンサルティングまで対応する東京都渋谷区の制作会社です。
DATAD(データード)という売上を最大化する広告効果改善サービスを提供しており、データ分析を生かした改善を行ってもらえるため、集客を伸ばしたい場合にはコンサルティングサービスを受けることができます。
また、運用の中で数値を改善する施策提供に強みがあり、これまでのクライアントの売り上げやCVRを改善してきた実績があるため、具体的な改善施策や課題を知りたい場合にはおすすめです。
株式会社ガジェログ
公式サイト:https://www.gadgelog.com/
株式会社ガジェログは、オンラインショッピング事業の実績を生かしたサイト構築を行ってくれるWeb制作会社です。
サイトの立ち上げの他にも運用にも強みがあり、自社での運用に不安がある場合には運用業務まで依頼することができます。
株式会社Ryuki Design
公式サイト:https://ryuki-design.jp/
株式会社Ryuki Designは、楽天市場に特化したEC制作会社です。
楽天市場のショップページのカスタマイズ制作を行っており、豊富な実績と多数のデザインを保有しています。楽天市場の使用を熟知しているため、工数を抑えることができ費用を下げることができます。
また、売れることにこだわった制作を行ってくれるため、楽天市場に強みがある制作会社を探している場合におすすめです。
アートトレーディング株式会社
公式サイト:https://art-trading.co.jp/
アートトレーディング株式会社は、運営実績が豊富なEC制作会社です。
ECサイトの構築から運営だけでなく、物流領域まで事業全体をサポートしてくれます。自社サービスの在庫管理システムも提供しているため、サイト制作だけではなく、商品管理や在庫管理までトータルで支援してもらいたい場合におすすめです。
株式会社askme
公式サイト:https://www.askme.co.jp/
株式会社askmeは、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのショッピングモール出店に強みを持つ制作会社です。
ショッピングモールへの出店からショップ運営、コンサルティング、リニューアルなどに幅広く対応しています。ショッピングモールへの出店支援、構築の他にもオリジナルでのECサイト制作も行っているため、柔軟に対応してもらえます。
オルグロー株式会社
公式サイト:https://www.allgrow.co.jp/
オルグロー株式会社は、楽天市場・Yahoo!ショッピング運営に役立つサポートツールを多数提供している会社です。
楽シリーズ・ヤフシリーズという追加機能ツールには、ポイントキャンペーン自動表示システムやショッピングモール内検索対策サービス、ABテスト・売り上げ最適化システムなどを提供しています。
サポートツールの他にも、自社ECサイト構築支援サービスも提供しているため自社でECを制作したい場合にもおすすめです。
株式会社フラクタ
公式サイト:https://fracta.co.jp/
株式会社フラクタは、ブランド支援に強みを持つ会社です。ブランドを作り成長させていく中でデザインやEC、ビジネス領域での支援を展開しています。
ECサイト制作では、サイトの制作やリニューアルから運用支援・改善までを一気通貫で支援しています。スポット型での依頼も可能なため、特定の領域に関して改善を必要としている場合も要望に合わせて依頼することができます。
ECサイト制作の費用相場
ECサイト制作の費用相場について、構築方法別に紹介します。
サイトの構築方法により費用は異なりますが、無料で構築できるものから、500万円以上かかるものまで様々です。構築方法や運営したいサイトの規模によって参考にしてみてください。
ECサイトの構築方法 | 費用相場 |
モール型 | ~10万円 |
ASP型 | 無料〜100万円 |
オープンソース型 | 100万円~500万円 |
パッケージ型 | 500万円程度 |
フルスクラッチ | 500万円〜数千万円 |
ECサイトの構築方法には主に以下の5つがあります。
- モール型:
Amazonや楽天市場など既存のECサイトに出店する構築方法。
- ASP:
ASPとはApplication Service Providerの略で、インターネットを通じてソフトウェアサービスを提供する事業者のこと。代表的なECのASPには、ShopifyやBASEがあげられる。自社で簡単にECサイトを構築したい場合におすすめ。
- オープンソース:
オープンソースとは無償公開されているサイトの構築システムのことで、カスタマイズ性の高さが特徴。
- パッケージ:
ECサイト構築会社がパッケージとして提供している形態。ECサイトに必要な機能が揃っている上、カスタマイズ性の高さが特徴。
- フルスクラッチ:
ゼロからソースコードを書いてECサイトを構築する方法。自由に設計することができる。
上記の構築方法のうち、どの方式を採用するかによってECサイト制作の費用は変わってきます。
- モール型:
モール型の費用相場は10万円以下です。低価格で簡単に始めやすい構築方法です。モールに出店する際にテナント量が発生し、商品に売り上げがあった場合には、プラットフォーム運営側に売り上げの一部を課金する必要があります。
一方、自社でサイトを構築する必要がなく、ある程度知名度のあるプラットフォームに出店できるため、集客が期待できます。
- ASP:
ASPの費用相場は〜100万円程度です。自社でサーバーを用意する必要がないため、初期費用や月額利用料のみで利用することができます。
月額料金はサービスによって幅があり、無料で利用できるものから数十万円かかるものまであります。
費用を抑えつつ、自社のECサイトを持ちたい場合におすすめです。
- オープンソース:
オープンソースの費用相場は100万円〜500万円程度です。公開されているプログラムの利用に料金はかかりませんが、自社でECサイトのサーバーを用意する必要があります。カスタマイズ性の高い自社のサイトをを作りたい場合におすすめです。
- パッケージ:
パッケージ型の費用相場は500万円程度です。カスタマイズ性が高いため、中規模〜大規模のECサイト構築に向いています。構築にあたり初期費用がかかりますが、運用フェーズではサーバー使用料など数十万円程度のコストで運用できます。
- フルスクラッチ:
フルスクラッチの費用相場は500万円以上〜数千万円程度です。ECサイトの規模や利用する機能によって異なるため料金には幅があります。カスタマイズ性が非常に高いため完全オリジナルのサイトを作りたい場合におすすめです。一から制作するため費用や制作期間は長くなる傾向があります。
ECサイト制作の流れ
ECサイト制作を制作するには、まずはサイトのコンセプトやデザインを明確にし、必要な機能を洗い出した後、自社の要望にあった構築方法を決める必要があります。
サイト構築にあたり予算や目的を明確にすることで、コンセプトや必要要件、構築方法を決めやすくなります。
コンセプト・デザインの明確化
まずは、立ち上げるECサイトのコンセプトを明確にするために、どのようなターゲットに向けたサイトにするのかを決めます。
ECサイトで販売したい商品カテゴリの市場規模や競合他社の動向・市場の成長性などの分析や、ECサイトに訪問するターゲット客の性別・年齢・ニーズの洗い出しなどを行います。分析結果をもとに、立ち上げるサイトのコンセプトやデザインを決めていきましょう。
要件定義を行う
サイトのコンセプトやデザインが決まったら、サイトの要件定義を行います。要件定義とは、サイトの構造や必要となるシステムなど、ECサイトを制作するにあたって必要となるサイトの要件を決めていく工程です。
ECサイトとしてリリースするためには、商品レビュー、再入荷のお知らせ、お気に入り登録機能・カート機能などが最低限必要となります。
その他にも、サイトの目的やコンセプトに合わせて必要な機能を追加していきます。
構築手法を決める
構築手法には、モール型やASP、パッケージ、オープンソース、フルスクラッチなどがあります。
自社のサイトの目的や規模、予算などの観点から、自社にあった構築方法でECサイトの制作を進めましょう。
サイト制作
サイトの制作の方法はサイトの構築方法によって変わってきますが、モール型やASPであれば、用意されているテンプレートを用いて商品登録するのみ、あるいは、プラグインを利用してサイト構築することができます。
パッケージ型やオープンソース、フルスクラッチ開発の場合は、各ページの機能やデザイン情報設計などを記載したワイヤーフレームを作ります。
また、ECサイトに必要なコンテンツを洗い出し、サイトマップを作成しながらサイトを構築していきます。
サイトの基礎ができたら実際に販売する商品の情報を登録していきます。
ECサイト制作会社を選ぶ際のポイント
ECサイト制作会社を選ぶ際には、運営したいサイト規模にあった構築方法で制作してもらえるか、実績や豊富か、構築後のサポートが充実しているかを確認することが重要です。
ビジネス規模に合った構築方法か確認する
ECサイトの規模や求める機能、カスタマイズの必要性によって、最適な構築手法は異なります。
自社に最適な方法でECサイトを制作するためには、ECサイト制作会社がどのような手法を提供しているかを確認することが重要です。
実績・得意分野を確認する
制作会社のこれまでのECサイトの構築や運用、開発実績を確認しましょう。
公式サイトで事例を公開している制作会社であれば、これまで制作してきたサイトのデザインや構築方法を確認することができます。
詳細を公式サイトに掲載していない制作会社もあるため、資料請求や見積もり時に情報収集したり、問い合わせてみると良いでしょう。
サイト構築後のサポートについて確認する
初めてのECサイト制作の場合、構築後の運用に不安がある場合もあるでしょう。
自社に運用のノウハウがない場合は、サイトの構築の運用までサポートしてもらえるかどうか確認することが大切です。運用フェーズにおいて、サイトへの集客やマーケティング部分を戦略からサポートしてもらえると効果が得られやすいでしょう。
まとめ:ECサイト制作会社を探すならレスターマッチングサービスがおすすめ
インターネットの利用普及により、オンラインでの消費活動はますます増加しています。
自社事業の成長や販路拡大のためにECサイトの制作を検討している場合には、自社のビジネス規模や予算にあった構築方法で制作することが大切です。
ECサイトの構築を検討しているけれど、どの制作会社に依頼するのが最適かわからないという場合には、レスターマッチングサービスがおすすめです。
『レスターマッチングサービス』は、コンサルティング型のビジネスマッチングサービスで、担当者が企業の課題をヒアリングし最適な企業候補の選定から解決策の提案まで行います。
独自のネットワークに加え、他のビジネスマッチングサービスのデータベースや金融機関との連携により幅広い企業を紹介することが可能なため、物流課題の解決に最適な企業を紹介することが可能です。