システム開発は、サービス提供開始や社内での活用など利用目的は様々ありますが、導入により大きな影響を与える一大プロジェクトになります。
システム開発の委託先は大手企業から中小企業まで様々で、得意とするシステム開発の分野や依頼できる業務も会社によって大きく異なります。
最適なシステム開発会社を選ぶには、依頼する際のポイントを押さえて複数社を比較することが重要です。
この記事では、おすすめのシステム開発会社と選ぶ際のポイント、プロジェクトでよくある失敗と対策、費用相場について紹介します。
おすすめのシステム開発会社10選
おすすめのシステム開発会社として以下の10の企業を紹介します。
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
公式サイト:https://www.nttdata.com/jp/ja/
株式会社エヌ・ティ・ティ・データは大手のシステム開発会社です。実績が豊富で、「世界で最も持続可能な100社」に選出されたこともある信頼できる企業の1つです。
官公庁や自治体、金融業、流通業など幅広い業種においてシステム開発の実績を持っており、IT戦略からシステムの設計・開発、運用までワンストップで支援してもらうことができます。
また、クラウド環境の整備など高いセキュリティが求められる案件についてもサポートを実施しています。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
公式サイト:https://www.ctc-g.co.jp/index.html
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社は、伊藤忠商事グループの大手システム開発会社です。
全日本空輸株式会社などの大手企業におけるシステム開発実績が多くあります。
標準プロセスだけでなく、短期間での開発が可能なアジャイル開発を依頼することもできるため柔軟に対応してもらうことが可能です。
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社
公式サイト:https://www.persol-pt.co.jp/
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社は、東京・赤坂、大阪、名古屋、札幌、仙台、福岡、沖縄、ベトナムにもオフィスを持つシステム開発企業です。
人材系事業を中心に行っているパーソルホールディングスのグループ会社であり、主に業務システムの開発や、業務プロセスのアウトソーシング事業を行っています。約40年の開発実績があり、開発工程の上流から下流まで一気通貫で依頼することが可能です。
ベトナムにある子会社のパーソルプロセス&テクノロジーベトナムでオフショア開発を行っているのも特長のひとつです。
SCSK株式会社
公式サイト:https://www.scsk.jp/
SCSK株式会社は東京都に本社を置く大手システム開発会社です。
スクラッチ開発やシステムの検証、インフラ構築、ハードウェア・ソフトウェアの販売、BPOサービスなど、ITに関する様々なサービス・事業を展開しています。
50年以上の開発実績があり、8,000社以上の業務改善に貢献しているため実績が豊富で、特に製造業や金融業、流通業、通信・運輸業の占める割合が多くなっています。
株式会社GeNEE
公式サイト:https://genee.jp/
株式会社GeNEEは、東京都に本社を置くシステム開発会社です。
基幹システムや業務システム、情報系システムの開発などの実績やノウハウを持ってい
ます。また、大手企業から中小企業、学校法人、スタートアップ企業など、さまざまな企業と取引の実績があるため、様々な規模の企業や業種に対応が可能です。
システム開発だけではなく、調査やコンサルにも力を入れているのが特徴のため、課題の洗い出しから戦略の立案、開発、運用までの伴走を求める会社におすすめです。
株式会社アスネット
公式サイト:https://www.asnet.co.jp/
株式会社アスネットは東京都に本社を置くシステム開発会社です。
官公庁・独立行政法人のインフラ構築、運用、保守やスマホアプリの設計、開発などを行なっています。
システム開発では、アスネットが提供しているアプリケーションテンプレートを活用するため、短期間でのWebシステム開発が可能となっています。
戦略立案から運用保守まで、顧客の要望に合わせて各フェーズで参画可能なため、相談しながら要件を整理していくことが可能です。
株式会社ソースリンク
公式サイト:https://sourcelink.jp/
株式会社ソースリンクは東京都に本社を置くシステム開発会社です。
主にマイクロソフト製品を用いた業務システムの構築を行っています。
クラウドでの業務システムの構築では、ローコード開発が基本となっているため短期間での開発が可能です。システムの企画から要件定義、開発、運用までワンストップでの支援が可能です。
また、自社でソフトウェアライセンス販売も行っており、販売しているパッケージを用いて顧客の要望に合わせたカスタマイズも可能になっています。
SIA株式会社
公式サイト:https://www.siainc.jp/
SIA株式会社は、東京都に本社を置くシステム開発会社です。
システムの受託開発をメイン事業としています。特に業務システムとウェブシステムの開発、アプリ開発に強みを持っています。
社内にノウハウを蓄積するため、約98%を社内スタッフによる開発で行なっています。
株式会社システムエグゼ
公式サイト:https://www.system-exe.co.jp/
株式会社システムエグゼは、東京都に本社を置くシステム開発会社です。
データベース分野を得意としています。その他にも、生保・損保業務に関わるITシステムのサポートやBCP構築支援、クラウドソリューションなどを提供しています。
グローバル戦略にも取り組んでおり、アジアを中心に海外進出企業のビジネス拡大をITで支援しています。
日本恒生ソフトウェア株式会社
公式サイト:https://www.hundsun.co.jp/index/index.html
日本恒生ソフトウェア株式会社は東京都に本社を置くシステム開発会社です。
オフショア開発を採用しており、大型の開発案件の場合は、要望のヒアリング、基本設計までを日本で実行し、詳細設計、開発、単体テストは中国で実施しています。
そして結合テスト、システムテストを再び日本で行います。
品質を担保しつつ、費用を抑えたい場合におすすめです。
システム開発の費用相場
システム開発にかかる費用は、大きく人件費と諸経費に分けられます。
人件費はエンジニアやプログラマー、プロジェクトを管理するマネージャーに支払う費用でシステム開発費のおおよそ8割を占めます。諸経費としては、システム開発に使用するサーバーやソフトウェアの利用料などで発生する費用です。
人件費にかかる費用相場は、以下のようになっています。
- プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー:70万円〜200万円程度/月
- システムエンジニア:80万〜200万程度/月
- プログラマー:40万円〜80万円程度/月
各人のスキルによって費用は変動します。
また、開発費用は実装したい機能によっても変動します。主要システムの開発を依頼する場合の費用相場は、以下の通りです。
- メールフォーム:3万円〜
- 顧客管理システム:20万円〜
- ECサイト:50万円〜
- 検索機能:80万円〜
- SNS:100万円〜
システム開発の規模とアサインする人員に求めるスキルレベル、実装機能によって変動するため、上記費用感を参考に複数社見積もりを取って比較することで費用相場を把握しやすくなります。
システム開発でよくある失敗と対策
システム開発は予定通りに進まないことも多いため、よくある失敗や懸念事項を事前に把握し対策をとることが重要です。
ここでは、システム開発のプロジェクトでよくある失敗と対策として実施すべき内容を紹介します。
期日通りにプロジェクトが進まない
シムテム開発では、想定していたものから追加で用件が必要になったり、予想外のトラブルが起こったりすることがあるため、当初のスケジュールよりも進捗に遅れが出ることがあります。
期日通りにプロジェクトを進めるためにも、発注側は、用件定義の段階でシステム要件をできるだけ細かく定義し、受注側も余裕のあるスケジュールを引くことが重要になります。
実際にプロジェクトが始まったら、週次ミーティングや隔週ミーティングを実施するなどして、定期的に共有できる機会を設けることでお互いに状況の認識合わせをしやすくなります。
開発費用が当初の予算に追加で発生する
初期の要件定義の抜け漏れが原因で工数が増えると、当初の予定より開発費用が膨らむことがあります。
ただ、プロジェクトの初期段階ですべての設計・工数を洗い出すことは難しいため、要件に合う場合は仕様変更にも対応しやすいラボ型開発やアジャイル開発を採用すると良いでしょう。
依頼したシステムが納品されない
価格重視で費用の安いシステム会社を選んだ場合、品質が担保されておらず、依頼したシステムとは異なる機能を持つシステムが納品されるなど要望通りにいかない可能性があります。
発注前の調査段階で、品質面・価格面で他社と比較を進めつつ、品質を保つには一定の予算が必要であることを理解しておくことが重要です。
システム開発会社を選ぶ際のポイント
システム開発を依頼するにあたって、自社に合うシステム会社を選ぶためには、事前にどんな依頼・要望があるのかを整理しておくことが重要です。
依頼内容・要件を明確にする
システム開発会社といっても、戦略の立案からシステム開発・運用まで担当してもらえる会社もあれば、開発部分において要件通りのプログラムを組む会社まで、会社によって作業範囲が大きく異なります。
システム開発においてどの範囲を依頼したいのかを事前に明確にする必要があります。
- ITコンサルティング:システムの要件定義から設計、提案を担当してもらえる。
- システムインテグレーター(SIer) :定義されたシステム要件をもとに開発や運用を担当してもらえる。
実績を確認する
依頼したいシステムの開発実績があるかどうか確認が必要です。
Webサービス開発を依頼したいのかモバイルアプリ開発を依頼したいのかによって確認すべき実績内容は異なるため、依頼内容を明確化し、実績のある企業に依頼することである程度の品質を担保することができます。
予算とコストパフォーマンスを把握する
予算内で最大限の機能を実現できるシステム提案かどうか、複数社に提案を依頼して比較すると良いです。
相見積もりをとることによって、各社からの提案内容が自社のシステム化のニーズに対して、的確に対応してできるかどうか判断することができます。
同じ金額でも実現できる機能が異なるという可能性もあるため、予算内で要望を反映しやすい会社を選ぶことが重要です。
まとめ:システム開発会社を探すならレスターマッチングサービスがおすすめ
インターネットの普及により、システムが多く活用されるようになった現代では、企業内におけるシステム開発案件は非常に重要なプロジェクトとなっています。
商品やサービスを提供するためのシステム開発や、社内のDX化を進めるためのシステム開発など目的は様々ありますが、複雑な要件定義が必要となる開発では、予定通りに進まないことも多々あります。
なるべく失敗を少なくするためにも自社の要件や体制にあったシステム開発会社を選ぶことが重要です。
システム開発を依頼したいけれど、どのシステム開発会社が良いかわからないという場合にはレスターマッチングサービスがおすすめです。
『レスターマッチングサービス』は、コンサルティング型のビジネスマッチングサービスで、担当者が企業の課題をヒアリングし最適な企業候補の選定から解決策の提案まで行います。
独自のネットワークに加え、他のビジネスマッチングサービスのデータベースや金融機関との連携により幅広い企業を紹介することが可能なため、物流課題の解決に最適な企業を紹介することが可能です。