ビジネスマッチングアプリは、ビジネスパーソン同士がつながる機会を提供してくれるビジネスに特化したマッチングサービスです。
ビジネスを行うにあたって他社やビジネスパーソンとのつながりといった人脈は重要になりますが、中々出会うのは難しいものです。ビジネスマッチングアプリを利用することで、様々な経営者やビジネスパーソン、企業とつながることができます。
この記事では、ビジネスマッチングアプリの選び方や注意点、おすすめのビジネスマッチングアプリを紹介します。
ビジネスマッチングアプリとは
ビジネスマッチングアプリは、お互いに興味のあるビジネスパーソンを繋げるアプリです。
ビジネスにおいて積極的に人脈を広げていくことは重要ですが、これまではセミナーへの参加や知り合いの紹介などオフラインでの出会い・交流がメインでした。
一方、ビジネスマッチングアプリは自分の興味がある業界で働いているビジネスパーソンとダイレクトにつながることができ、SNS感覚で気軽に使用できるため簡単に始めることができます。
ビジネスマッチングアプリの仕組み
ビジネスマッチングアプリのマッチングの仕組みとしては、一般的には自社が行っているビジネスの領域、ジャンルや経歴をプロフィールに記載し、お互いに興味をもったらメッセージなどでのやりとりを開始できるようになります。
そこから実際にマッチングするかどうかはお互いに話をしていく中で決めていきます。
基本的には自分からアプローチしますが、アプリによっては居住地や業種などを考慮してAIが自動でおすすめのビジネスパーソンや企業をレコメンドしてくれる機能があります。
ビジネスマッチングアプリの選び方
SNSの発展とともに複数のビジネスマッチングアプリが登場しています。
ここではビジネスマッチングアプリの選び方について紹介します。
- 利用目的を明確にする
- それぞれのアプリの特徴を理解する
- マッチング実績を確認する
利用目的を明確にする
ビジネスマッチングアプリを利用する目的はさまざまですが、何のために利用するのかを明確化させることが重要です。
目的には以下のようなものが考えられます。
- 起業したい
- 人脈を広げたい
- 情報収集がしたい
- 業務提携したい
- 転職・採用したい
など
利用目的がはっきりしないままアプリを使っても、何の成果も得られず終わってしまう可能性があります。そもそも利用資格を得られる審査に通らないということも考えられますので、何のためにアプリを使い、何を達成したいのかを考えてみるとアプリを有効活用できそうです。
それぞれのアプリの特徴を理解する
ビジネスマッチングアプリと一言で言っても、現在は多くのアプリが登場し、それぞれ特色もさまざまです。経営層や役員、フリーランスしか登録ができないアプリもありますし、副業人材に特化したアプリもあります。
また、特定のビジネス領域に特化したアプリや、会社員や学生なども登録することができ、特に制限なく色々な人や企業と出会えるアプリもあります。
アプリによって特色があるため、目的を明確化した上で自分に合うアプリを見つけることが重要です。
マッチング実績を確認する
ビジネスマッチングアプリを利用するからには、実際にマッチングできるかどうかは非常に重要ですよね。登録してみたものの利用者数がそもそも少なく全くマッチングが成立しない、会いたいと思うような人物に出会えない、などということがあっては本末転倒です。
利用を考えているアプリでどれくらいのマッチングが成功しているのかを確認することで、信頼性や実績を確認できるため、アプリを選ぶ際の一つの指標にしてみてください。
おすすめのビジネスマッチングアプリ5選
ここではおすすめのビジネスマッチングアプリを5つ紹介します。
- BizOn!
- yenta
- Linker
- COLABO
BizOn!
公式サイト:https://wizbiz.me/bizon/
BizOn!は完全無料で経営者と出会えるビジネスマッチングアプリです。
BizOn!に登録できるのは、経営者、役員、フリーランスのみで、事前審査を通過することが条件となっています。
毎日五人の経営者をAIが紹介してくれるため、興味があるかないかをきめ、実際にマッチングしたらメッセージのやりとりを開始することができます。
サービス開始から18ヶ月で15万組以上のマッチング実績があり、完全無料で利用できます。
yenta
公式サイト:https://page.yenta-app.com/
ビジネスマッチングアプリのトップランナーである「yenta」は、累計マッチング数は500万件を突破しています。
使い方、マッチング方法は一般的なものと同様で、毎日AIからレコメンドされるビジネスパーソンの中から興味がある人を選び、マッチングしたらメッセージでやりとりすることができます。
こちらも利用を開始するには審査に合格する必要がありますが、経営陣やフリーランスだけではなく、会社員や公務員なども登録することができます。
登録からメッセージのやり取りまでは無料で利用することができます。無料範囲内で十分活用することができますが、より質の良いマッチングを求める方向けに2つの料金プランも用意されています。
- Activeプラン:月額1,000円(ブースト機能)
- Professionalプラン:月額5,000円(ブースト機能+フィルタ機能)
公式サイト:https://jp.linkedin.com/
LinkedInはアメリカ発のビジネスSNSで、世界で8億5000万人以上(2023年現在)の登録者を誇る世界最大級アプリです。
日本のユーザーだけでも300万人を超えていると言われています。
プロフィールに自分の詳しい職務経歴などを入力し、「つながり申請」というSNSでいうフォロー機能を活用すると、利用ユーザーとの関わりを持つことができます。自分のアカウントで情報を投稿・発信したり、他の人の投稿に反応したりすることで関係を築いたり、プラットフォーム上での転職活動を行ったりすることができます。
ビジネスパーソンと繋がれるという側面のほかに、自分の意見や考えを発信するSNS要素の強いサービスとなっています。
Linker
公式サイト:https://lnkr.jp/
Linkerは経営者・役員・フリーランス専用のビジネスマッチングアプリです。
多くのビジネスマッチングアプリと同様に、入力したプロフィール情報などからAIがおすすめのビジネスパーソンをレコメンドしてくれますが、自分からも気になるビジネスパーソンにアプローチすることができます。
全ての機能を無料で利用することができますが、より多くのマッチングを希望する方向けに、月額2,700円の有料プランも用意されています。
COLABO
公式サイト:https://www.colabo-match.com/
COLABOは完全審査制により、代表取締役・取締役、執行役員など経営層のみが参加可能なビジネスマッチングアプリです。
プロフィールの情報をもとにAIがおすすめの経営者をレコメンドしてくれる仕組みですが、プロフィールの他にもアプリでの行動履歴や他者評価などの信用につながる行動を指標としたマッチングも行っています。
経営者の方は無料で利用することができますが、経営者と出会いたい会社員の方や個人事業主の方に向けた月額9,800円の有料プランも用意されています。
ビジネスマッチングアプリの注意点
ここまでビジネスマッチングアプリの選び方とおすすめのビジネスマッチングアプリについて紹介してきました。
しかし、ビジネスマッチングアプリには利用するにあたってのデメリット、注意点もあります。
- 登録情報だけで相手を判断するのが難しい
- マッチングしても課題解決につながるとは限らない
- そもそもマッチングできるかわからない
登録情報だけで相手を判断するのが難しい
アプリの使い方でも説明したように、ビジネスマッチングアプリに登録する際は自分でプロフィールを入力するため、あくまでも自己判断になります。
どこまで信用して良い情報なのか、プロフィールなどの登録情報だけで判断するのは難しいため、実際にマッチングして話を聞いてみたり、マッチングアプリ以外のビジネスマッチングサービスを利用するなどして客観的に判断することが重要です。
マッチングしても課題解決につながるとは限らない
ビジネスマッチングアプリの利用目的にはさまざまなものがあります。
単に人脈を広げるためであったり情報収集のために利用するのではなく、事業パートナーや自社の課題解決につながりそうな企業を探しているといった目的がある場合、マッチングが成立したからと言って目的が達成されるとは限りません。
話を進めていくうちにお互いの目的の違いを感じたり、本当にこのまま進めて良いのかの判断に迷うようなことがある可能性があります。
あくまでアプリでは企業と企業の出会いをサポートするきっかけであるということを念頭に置くことが大切です。
そもそもマッチングできるかわからない
ビジネスマッチングアプリは利用できる地域が限定されているものが多く、東京23区でしか利用できないものもあります。
人口の多い地域の方が利用者数が多くなる傾向があるため、居住地も含めてレコメンドしてくれるアプリなどの場合は、地方のユーザーが登録できたとしてもマッチングが成立しない、そもそも相手が見つからないという可能性が考えられます。
まとめ:ビジネスマッチングサービスならレスターマッチングサービスがおすすめ
ビジネスマッチングアプリは気軽に利用でき、様々なビジネスパーソンに出会うことができるため、人脈を広げたり情報収集したりするためには出会いをサポートしてくれるとても有効なサービスです。
しかし、様々な企業にであった上で、自社の経営課題を解決したい、事業提携できる企業を探しているといった場合には、そもそも自己申告制のプロフィールでどこまで信用できるのかわからない、どうやって事業提携まで進めていくのか不安になるのではないでしょうか。
その場合に、レスターマッチングサービスがおすすめです。
レスターマッチングサービスは、技術や商品を「買いたい」企業と「売りたい」企業をマッチングするサービスです。解決したい課題を掲載することで、課題解決につながる取引先をパートナー企業として選定できます。