
ビジネスにおいて必要不可欠なコミュニケーションツールであるメールですが、メールの送受信や管理を行うメールソフトには様々な種類があります。
自社に最適なメールソフトを選ぶことでメールやその他業務を適切に管理・効率化することも可能です。
この記事では、おすすめのメールソフトと種類、メールソフトで使用できる機能、選び方のポイントを紹介します。
なお、自社に合うメールソフトを探したいなら、株式会社レスターが提供する『レスターマッチングサービス』がおすすめです。
コンサルティング型のビジネスマッチングサービスです。担当者が企業の課題をヒアリングし、多様なネットワークから最適な企業候補を選定、解決策の提案まで行いますので、自社に合うメールソフト探しをお手伝いすることが可能です。
おすすめのメールソフト10選
おすすめのメールソフトとして以下の10つを紹介します。
Gmail

公式サイト:https://www.google.co.jp/mail/help/intl/ja/about.html?vm=r
Gmailは、世界中で18億人以上に利用されている代表的なWebメールサービスです。
Googleアカウントを作成するだけで、誰でも無料で簡単に利用を開始できる点が魅力です。無料プランでも15GBのストレージが提供されるため、ビジネスやプライベートを問わず、容量を気にせず活用できます。
さらに、有料プランへアップグレードすることで、100GBや2TBといった大容量ストレージの利用もできます。
料金:無料 ※有料プランは年額2,500円〜(ベーシックプラン・100GB)
Microsoft Outlook

公式サイト:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/outlook/email-and-calendar-software-microsoft-outlook
Microsoft Outlookは、Microsoft Corporationが提供する、Windows OSに標準搭載されているメールソフトです。複数のメールアドレスを一元管理できるほか、PC・スマホ・タブレットなどさまざまなデバイスで利用可能です。
無料版では15GBのメールボックス容量を提供しています。有料版にアップグレードすると、広告の非表示化、高度なセキュリティ機能、50GBのストレージが利用できるようになります。
また、「Microsoft Teams」との連携機能を備えており、会議の通知やスケジュール管理も可能です。他機能の連携によりビジネスシーンでの情報管理をスムーズに行える点がポイントです。
料金:無料(有料版は22,370円(税込)またはMicrosoft 365の契約が必要)
iCloudメール

公式サイト:https://www.icloud.com/mail/
iCloudメールは、Appleが提供するクラウドサービス「iCloud」の一部として利用できるフリーメールサービスです。Appleアカウントを作成し、iCloudメールを設定すると、メールや写真、その他のコンテンツ用に5GBの無料ストレージが付与されます。
「メールエイリアス」機能を搭載しており、メインのアドレスとは別に最大3つの別名メールアドレスを作成することができます。仕事・プライベート・Webサービスの登録用など、用途に応じた使い分けができるため、プライバシー保護やスパム対策にも役立ちます。
料金:無料(有料プランは月額130円〜、iCloud+・50GBプラン・税込)
Thunderbird

公式サイト:https://www.thunderbird.net/ja/
Thunderbirdは、オープンソースで開発された無料のメールソフトです。複数のメールアカウントを一括管理できるほか、高い拡張性を備えており、アドオンを利用して機能やデザインのカスタマイズが可能です。
広告表示がないうえ、タブ表示、アーカイブ機能、迷惑メールフィルタ、メールの自動振り分け、強力な検索機能など、多彩な機能を搭載しています。使いやすさと充実した機能を兼ね備えていることから、世界中で数百万人以上のユーザーに利用されています。
また、Windowsだけでなく、MacやLinuxにも対応しているため、さまざまな環境で利用できるのも大きな魅力です。
料金:無料
Mailbird

公式サイト:https://www.getmailbird.com/
Mailbirdは、Windows専用のメールソフトです。複数のメールアドレスを一元管理できるほか、Gmailとの同期にも対応しています。メールの送受信といった基本機能は無料で利用でき、400万人以上のユーザーに利用されています。
Gmailのキーボードショートカットにも対応しており、直感的な操作が可能です。
プレミアム版では、連絡先やカレンダーの管理に加え、FacebookなどのSNSとの連携機能が利用できます。また、レイアウトやデザインのカスタマイズ性も高く、自分の好みに合わせて設定可能です。
料金:無料(有料プランは49.50ドル/ユーザー〜、Standardプラン・買い切り)
Spark

公式サイト:https://sparkmailapp.com/ja
Sparkは、WindowsやMacなどのPCはもちろん、AndroidやiPhone、Apple Watchなど幅広いモバイルデバイスに対応した無料のメールソフトです。
受信メールを自動で分類する機能を備え、設定した条件に合致するメールを受信すると通知を送る機能が搭載されています。これにより、大切なメールの見逃しを防ぐことができます。
また、GoogleドライブやDropboxなどのクラウドストレージと連携することで、ファイルの共有もスムーズに行えます。チャット機能も備えているため、メールとリアルタイムのメッセージ交換をシームレスに使い分けたい人にも最適です。
料金:無料(有料プランは年額59.99ドル〜、Premiumプラン)
Yahoo!メール

公式サイト:https://mail.yahoo.co.jp/promo/
Yahoo!メールは、国内最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」が提供するWebメールサービスです。利用者数は2,400万人を超えておりYahoo! JAPAN IDがあれば無料で利用可能です。
最大10GBまで保存することができ、個人向けとしては十分なストレージを確保できます。日本人に馴染みやすいユーザーインターフェースを採用しているため、使いやすさが魅力です。
受信メールの自動振り分け機能や、メッセージ内の予約情報をカレンダーに登録する機能を搭載しており、メールアドレスの変更も無料でできるため、スパム対策としても有効です。
料金:無料
CYBERMAIL Σ

公式サイト:https://www.cybersolutions.co.jp/product/cybermail-sigma/
CYBERMAIL Σは、日本企業向けのメールサービスです。国内企業の多くが必要としている承認機能や添付ファイルの分離転送機能などを選択して利用することができるため、コスト削減やセキュリティ強化を実現できる点がポイントです。
導入実績は2万社、400万アカウントを超えており、アンチウイルスやZIPファイルのスキャン、メール誤送信対策、迷惑メール対策、フィッシング対策など、様々なセキュリティ機能が搭載されています。
さらに、不正アクセス防止のためのIPアクセス制御や二要素認証機能も備えています。
料金:月額250円/ユーザー(10GB〜)
Active! Mail

公式サイト:https://www.qualitia.com/jp/product/am/
Active! Mailは、地方公共団体や教育機関を中心に、累計2,250法人、1,300万アカウントの導入実績を誇るメールソフトです。データはすべてサーバー側で一括管理され、クライアント側には保存されないため、デバイスの紛失や盗難時でも情報漏洩を防ぐことができます。
セキュリティ強化の一環として、SSL暗号化により悪意のあるHTMLメールやなりすまし攻撃からの保護が強化されています。
また、誤送信防止機能や迷惑メールフィルタなどの豊富な機能も搭載しています。
料金:年額300,000円(100ユーザー〜)
eM Client

公式サイト:https://emclient.jp/
eM Clientは、全世界で10万社・250万ユーザー以上に導入されているエンタープライズ向けのメールアプリです。Windows、Mac、Android、iOSなど主要なプラットフォームに対応しており、デバイスを問わず利用できるのが特徴です。
メール機能に加え、カレンダーやタスク、連絡先の管理、メモ、チャットなど、社内業務を効率化するツールが統合されているため業務効率化を期待できます。複数のメールアカウントを一元管理できるほか、メール暗号化機能を備えており、高いセキュリティを確保できます。
さらに、Google WorkspaceやMicrosoft 365、Outlook.comなど主要なプラットフォームとの同期にも対応しているため、ビジネス・プライベートの両方で活用できます。
料金:14,302円/クライアント
メールソフトとは

メールソフトとは、電子メールの送受信や管理を行うためのツールです。
パソコンやスマートフォンにインストールして使う「デスクトップ型」、ブラウザ上で利用できる「Webメール型」、スマホ向けの「モバイルアプリ型」など、さまざまな種類があります。
メールソフトには、メールの送受信に特化したものから、カレンダーやタスク管理機能が搭載されているものまで多様な種類があります。
用途に応じて最適なメールソフトを選ぶことで、より快適にメールを活用できるでしょう。
メールソフトの種類

メールソフトには、大きく分けて「メーラー」と「Webメール」の2種類があります。
メーラー(メールクライアント)は、パソコンやスマートフォンにインストールして使用するメールソフトのことを指します。受信したメールはデバイスに保存されるため、インターネットに接続していなくても過去のメールを閲覧できるのが特徴です。
また、オフライン環境でもメールの作成が可能で、送信予約機能や高度なフィルタリング機能を備えたものが多く、ビジネス用途にも適しています。代表的なメーラーには「Microsoft Outlook」や「Thunderbird」などがあります。
一方、Webメールは、ブラウザを利用してインターネット経由でアクセスするメールサービスです。インストール不要で、どのデバイスからでもログインすればメールを確認・送受信できるのが大きなメリットです。
メールのデータはサーバー上に保存されるため、端末のストレージを圧迫せず、紛失や故障時にもデータが失われる心配がありません。代表的なWebメールには「Gmail」「Yahoo!メール」「Outlook.com」などがあります。
メールソフトの機能

メールソフトには、メールの送受信以外にも様々な機能を備えています。
メールソフトで使用できる主要な機能について以下の表で整理します。
メールソフトの主な機能
機能名 | 説明 |
メールの送受信 | メールの送信・受信ができる基本機能。POP3やIMAP、SMTPなどの通信プロトコルに対応。 |
フォルダ管理 | 受信メールをフォルダに分類し、整理できる機能。ラベル付けやフィルタ設定が可能なソフトもある。 |
検索機能 | キーワードや送信者、日付などでメールを素早く検索できる機能。 |
フィルタリング | 特定の条件を設定し、メールを自動で分類・転送・削除する機能。 |
迷惑メール対策 | スパムメールを自動で検知し、迷惑メールフォルダに振り分ける機能。 |
メールの暗号化 | PGPやS/MIMEを利用し、メールの内容を暗号化して送信する機能。 |
スケジュール送信 | 指定した日時にメールを送信できる機能。 |
誤送信防止 | 送信前に確認を促すポップアップや、一定時間内なら送信を取り消せる機能。 |
マルチアカウント対応 | 複数のメールアドレスを一つのソフトで管理できる機能。 |
オフライン対応 | インターネット接続がない状態でも、過去のメールの閲覧や下書きの作成が可能な機能。 |
カレンダー連携 | メールの内容からスケジュールを自動登録したり、予定を管理したりする機能。 |
クラウドストレージ連携 | Google ドライブやDropboxなどのクラウドストレージと連携し、大容量ファイルの添付が可能。 |
チャット・通話機能 | メール以外に、テキストチャットやビデオ通話ができる機能(Microsoft Teams連携など)。 |
メールソフトによって搭載されている機能は異なるため、用途に応じた選択が重要です。
メールソフトの選び方のポイント

メールソフトは、種類によって機能やインストールの方法が異なります。導入後の利用をスムーズに行うためにも、自社に最適なメールソフトを選ぶことが重要です。
メールソフトの選び方のポイントとして以下の3つを紹介します。
デバイス・OSが合っているか
メールソフトには、パソコンにインストールして使用するメーラーと、ブラウザを利用してインターネット経由でアクセスするWebメールがあります。
インストール型のメーラーは、ソフトによって、Windows専用のものやMac、Linuxにも対応しているもの、スマートフォンやタブレットで使えるものなど対応するデバイスが異なります。
メーラーを利用したいデバイスやOSがある場合には、対応しているか事前に確認が必要です。
また、Webメールの場合は、基本的にデバイスやOSによる制限はありませんが、場合によっては正常に動作しない場合もあるため、サービスが推奨するブラウザを確認しておきましょう。
業務に必要な機能が十分か
メールの基本的な送受信機能だけでなく、フォルダ分けや迷惑メール対策、スケジュール管理機能など、用途に応じた機能が備わっているかも重要です。
メールの送受信以外の関連業務についても課題感がある場合は、効率化のための機能が搭載されているかどうかがサービス選定で重要になります。
特に、ビジネス用途の場合は、暗号化や誤送信防止、オフライン対応などの機能があると安心でしょう。
周辺ツールと連携しやすいか
すでに使用しているツールやシステムがある場合には、連携のしやすさも重要です。
仕事で使用するカレンダー、クラウドストレージ、チャットツールなどと連携できるかも確認しましょう。例えば、Google WorkspaceやMicrosoft 365との互換性が高いものを選ぶと、業務の効率化につながります。
まとめ:自社に合ったメールソフトを探すならレスターマッチングサービスがおすすめ
メールはインターネットが発達した現代において主要なコミュニケーションツールとなっています。
メールの送受信のみではなく、タスク管理やスケジュール管理、チャット機能を備えたメールソフトもあるため、自社の環境や使用用途にあった機能を搭載したメールソフトを選ぶことで業務効率化を期待できます。
自社に最適なメールソフトを選びたい場合は、レスターマッチングサービスがおすすめです。
『レスターマッチングサービス』は、コンサルティング型のビジネスマッチングサービスで、担当者が企業の課題をヒアリングし最適な企業候補の選定から解決策の提案まで行います。
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