企業を成長させていくにあたって、自社のみのノウハウやリソースでは解決できない場合、他社からリソースを提供してもらうことで課題を解決し、事業を成長させていくことが可能です。
ビジネスマッチングは、自社の技術や人材・ノウハウを売りたい企業と、自社に必要なノウハウや人材を買いたい企業をマッチングさせるため、互いのニーズを満たすビジネスパートナーを見つけやすくなります。
ビジネスマッチングサービスを展開する企業には様々あり、サービス提供方法もそれぞれの企業ごとに異なります。
この記事ではビジネスマッチング会社について種類や提供方法、おすすめのビジネスマッチング会社を紹介します。
おすすめのビジネスマッチング会社10選
おすすめのビジネスマッチング会社を5つ紹介します。
- 株式会社レスターホールディングス
- リンカーズ株式会社
- 株式会社ワンズマインド
- 発注ナビ株式会社
- PRONI株式会社
- 比較ビズ
- 一括.jp
- Web幹事
- リカイゼン
- AUBA
株式会社レスターホールディングス
公式サイト:https://rms.restargp.com/
株式会社レスターホールディングスはビジネスマッチングサービスのレスターマッチングサービスを展開しています。
独自のネットワークに加えて、提携先大手マッチングサイトのデータベースや全国の金融機関30行以上との連携により、大手企業からスタートアップまで多種多彩な企業とマッチング可能です。
また、担当のコーディネーターが付き、最適な企業の選定からマッチング、成立後の業務までサポートしてくれます。
無料で利用できるプランもあるため、気軽に利用を開始することができます。
リンカーズ株式会社
公式サイト:https://corp.linkers.net/
リンカーズ株式会社はものづくり企業に向けたオープンイノベーション支援サービスを提供しています。技術パートナー探索やユーザー開拓など、ものづくり企業の様々な課題に対してビジネスマッチングを軸にしたソリューションを用意しています。各業界に詳しいコーディネーターがビジネスマッチングをサポートしてくれます。
ものづくりに特化したサービスを提供しているため、共同研究が可能な企業や大学とのマッチングや他企業への自社商品の紹介などを行うことができるなどマッチングのためのサポート制度が充実しています。
株式会社ワンズマインド
公式サイトhttps://www.onesmind.co.jp/service/hikakubiz/
株式会社ワンズマインドはビジネスマッチングサイト「比較ビス」を運営しています。
17年以上の歴史があり、日本最大級の掲載企業数と発注会員数を誇ります。
WEB上で複数業者に一括見積りができる相見積もり型のサービスのため、費用を重視している場合には比較しながら発注先を選ぶことができます。費用以外にも実績・得意業界などの観点から発注先を選ぶことも可能です。
発注ナビ株式会社
公式サイト:https://hnavi.co.jp/about_us/
発注ナビ株式会社はシステム開発やWeb制作に特化したビジネスマッチングサイト「発注ナビ」を運営しています。
システム開発案件を発注したい企業と、受注したい企業をつなぎ、最速・最適なマッチングを提供します。紹介実績は15,000件以上、紹介達成数は92%で、対応社数は3,500社以上という実績を持っています。
発注側は完全無料で利用することができ、受注側は無料で全案件を閲覧できるプランがあるため、受けられる案件がどれくらいあるかを確認してから有料プランに切り替えることができます。
PRONI株式会社
公式サイト:https://www.proni.co.jp/service/
PRONI株式会社は「PRONIアイミツ」を展開しています。複数の企業の見積もりを一括で取ることができます。国内最大級の企業間取引データ保有数を誇り、約17万件のデータを保有しています。上場企業の40%が利用しており、月間3,000件の発注が発生しています。
相見積もり型のサービスで、要望に合わせて翌日までに一括見積してくれるため、スピーディーに利用することができます。
比較ビズ
公式サイト:https://www.biz.ne.jp/
「比較ビズ」は株式会社ワンズマインドが運営しているマッチングサイトです。
17年以上の歴史があり、日本最大級の掲載企業数と発注会員数を誇ります。
あらゆる業界について、WEB上で複数業者に一括見積りができるため、費用を重視している場合には比較しながら発注先を選ぶことができます。費用以外にも実績・得意業界などの観点から発注先を選ぶことも可能です。
様々な業種に対応しており、180業種の案件を掲載中です。
一括.jp
公式サイト:https://www.ikkatsu.jp/
一括.jpは株式会社 ecloreが運営するビジネスマッチングサイトです。68種類以上の業種・業界から一括でお問合せすることができます。運営開始から15年を迎え、これまでの相談件数は11万件を超えています。取り扱いの業種については、SNS運用代行から物流倉庫、印刷まで幅広い業界に対応しています。
資料請求サイトのため、無料で利用することができますが、資料取り寄せ後のマッチングや商談については自社で進める必要があります。
Web幹事
公式サイト:https://web-kanji.com/
Web幹事は株式会社ユーティルが運営するビジネスマッチングサイトです。
Web制作に特化しており、サイト制作領域に強みを持ちます。そのため、サイトの制作会社を見つけたい、サイト制作技術を売りたい企業におすすめのサイトです。
サイト制作に特化した検索機能が特徴で、都道府県や業界別の検索だけでなく、「SEO対策に強い」「格安対応」など、多彩な切り口で検索できるというメリットがあります。
リカイゼン
公式サイト:https://rekaizen.com/
リカイゼンはリトライブ株式会社が運営するビジネスマッチングサービスです。
システム開発やWeb制作、クリエイティブ制作、映像制作、コピーライティングに強みを持ちます。
気になる企業については一括で見積もりを取ることができ、最短10分で見積書が届きます。
初めて依頼を出す場合でも、相談内容の整理や、制作・開発会社に直接問い合わせる前に確認した方がよい項目などを、リカイゼンサポートデスクが電話でサポートしてくれるため安心です。
AUBA
公式サイト:https://auba.eiicon.net/about/
AUBAは株式会社eiiconが運営するビジネスマッチングサービスです。
大企業から中小企業、自治体まで幅広い業界が登録しており、オープンイノベーションをともに行う共創パートナー探しに強みを持ちます。
自社のPRを掲載することで、共創パートナーとのマッチングが可能です。
登録者の約7割が経営層や部長などの意思決定層のため、共創におけるキーマンと繋がりやすく、マッチング後の推進もスムーズに進められます。
ビジネスマッチング会社とは
ビジネスマッチングとは、企業のニーズを引き合わせ両社を結びつけるサービスのことです。
ビジネスマッチングサービスに登録する企業の多くは、事業拡大・新規事業立ち上げや新規顧客の開拓などを目的としています。これらに必要な技術やノウハウ・人材がほしい企業と、そのニーズに対応できる企業がマッチングすることが可能なため、ビジネスマッチングはビジネス上の需要と供給を引き合わせ、双方がWin-Winな関係を構築する場を提供するサービスであると言えます。
このようなビジネスマッチングサービスを提供している会社のことをビジネスマッチング会社と呼びます。
ビジネスマッチング会社の目的
ビジネスマッチング会社がサービスを提供する目的は何なのでしょうか。ビジネスマッチングサービスを成立させるためにはサービスの運営会社の他に、そのサービスを利用し仕事を受注する企業と仕事を発注する企業の3社が必要です。運営会社・受注企業・発注企業それぞれで利用目的は異なります。
運営会社
ビジネスマッチングサービスを運営する運営会社にとっては、サービスを運営することによって収益を上げることが大きな目的の一つになります。
そのためにも、サービス利用者である受注企業、発注企業がそれぞれにとって最適なマッチングを実現できるように運営・サポートしていかなければなりません。利用者にとって価値のあるマッチングを提供することが目的となります。
受注企業
受注会社にとっては、自社の技術やリソースの販路拡大、新規顧客開拓が主なビジネスマッチングの目的になります。
営業先を自社で探すとなるとリードの獲得を一から行う必要が出てきますが、ビジネスマッチングを利用することで、既に自社のサービスに対して需要を持っている企業と出会うことができます。
発注企業
発注会社にとっては、自社の経営課題・事業課題の解決、新規事業の立ち上げ、ビジネスパートナー探しなどが主な目的となります。それぞれの目的を達成するに当たって、自社にはないリソースの確保やノウハウが必要となります。
解決したい課題はあるけれどどのように解決してよいかわからない場合や、具体的にどこに発注してよいかわからない場合に、ビジネスマッチングを利用することで解決できる企業が提案や商談を行なってくれる可能性があるため、自社で探す手間を省くことができます。
ビジネスマッチングの種類
ビジネスマッチングの方法やプラットフォームの運営形態として以下の2種類を紹介します。
- イベント型
- オンライン型
イベント型
イベント型は、対面形式で行われるビジネスマッチングの方法です。
一般的には、企業や自治体が開催する「交流会」や「展示会」などに参加し、他の参加企業とのマッチングを行います。お互いの意向が合えばその場で商談を進めることも出来ます。
対面でお互いの顔を見ながら商談を進められるというメリットがある一方、イベント自体の開催日時・開催場所が制限されていたり、会場のキャパシティの制限で参加人数が制限されているため業界や業種を絞っての開催が多いといった特徴があり、頻繁に参加することは難しい可能性があります。
オンライン型
オンライン型は、サイトやアプリなどのプラットフォーム上でビジネスマッチングサービスを提供する方法です。ビジネスマッチングサイトやビジネスマッチングアプリに登録することで、他の登録企業、登録者とマッチングすることができます。
企業同士のマッチングの場としてはWebサイトがメインになりますが、アプリでは経営者やフリーランスといった個人同士でビジネスのつながりをつくることも可能です。
最近では、これまでイベント型のビジネスマッチングをメインで展開していた金融機関がコロナ禍などの影響を受け、オンラインでもサービスを提供している場合もあります。
オンライン型の場合、場所や時間にとらわれず幅広い業種の様々な企業とマッチングすることができるため、イベント型よりも自由度高く利用することができるというメリットがあります。
オンライン型のビジネスマッチングについては以下で詳しく解説します。
ビジネスマッチングの提供方法
ビジネスマッチングには対面型やサイトでの提供がありますが、サイト上でサービスを展開している会社が多いため、オンライン型のビジネスマッチングの提供方法について紹介します。
- 資料ダウンロード型
- エージェント型
- 相見積もり型
種類1.資料ダウンロード型
資料ダウンロード型は、企業が提供したいサービスや商品の情報を資料としてまとめ、発注側が掲載情報を見て依頼する企業を選定する方式です。
資料請求とは異なり、気になる企業があればその場で資料をダウンロードして詳細を確認することができるため、スピーディに比較・検討できます。
場合によっては、発注側も資料に自社のニーズを掲載し、それをみた受注側がアプローチできるというサイトもあります。
発注側にある程度業界の知識があり、自社だけでどの企業に依頼するか判断できる場合にはおすすめのサービスです。
受注側も、1つの資料を作成するだけで、広く簡単に多くの企業にアピールできるというメリットがあります。
ただ、サービスによっては資料を掲載するための月額利用料が発生する場合があるため、案件がないのに固定費はかかるという可能性があります。
あらかじめ予算や期間を明確にした上で利用する必要があります。
種類2.エージェント型
エージェント型は、担当者を介して企業同士がやりとりする方式です。
サービスに登録し、要望や目的などを登録したりエージェントと面談したりすることで、エージェントが要望に合う企業候補者を選定してくれます。
双方の合意が取れたらエージェントを交えて商談を行い、契約という流れが一般的です。
発注側に業界の知識があまりなかったり、課題はあるけれどどんな企業と取引をして解決すれば良いのかわからないという場合にはエージェント型がおすすめです。目的や要望を伝えることで知識のある専門家が解決できそうな企業を選定してくれるため、ミスマッチのリスクを減らすことができます。
受注側も、エージェントに紹介してもらえることで説得力が高まるため、より自社の強みを理解してもらいやすくなります。紹介してもらえることで、自社の認知も高まるため受注に至らなかった場合でもある程度の宣伝効果を得ることもできます。
種類3.相見積もり型
相見積もり型は、サービスの情報や料金相場がまとめられた比較一覧表をもとに発注側が受注側を選ぶ方式です。
自社の目的や予算、期間などの比較ポイントから、料金や実績などで絞り込んで検索することができるため、予算が決まっている場合やできるだけ安価に済ませたいという希望がある場合におすすめです。
複数の企業の見積もりを比較して検討できるため、相場を把握しながら発注先を選ぶことができます。しかし、複数社から見積もりを取ることでそれぞれの企業から営業電話やメールなどがくる可能性があります。
受注側も料金の安さや口コミの評判に自信がある場合には、選んでもらいやすくなるというメリットがあります。ただし、料金を1番の比較ポイントとして比較されるため、料金に自信がない場合は受注しにくい可能性があります。
ビジネスマッチング会社の選び方のポイント
ビジネスマッチング会社を選ぶ際のポイントについて以下の3つを紹介します。
登録している企業数を確認する
ビジネスマッチングを成立させやすくするには、サービスへの登録企業数が多いことが重要です。
登録数が少ないと、出会える企業も少ないため、ニーズに合う企業と出会える可能性が低くなってしまいます。結果的にマッチングできない可能性もあるため、できるだけ多くの企業に出会えるサービスを選びましょう。
登録企業数が多いか、事前に比較しておくと良いです。
運営企業の得意分野や実績の確認する
ビジネスマッチングサービスには、登録企業の業種が限定されており業界に特化している場合もあれば、業界に関わらず様々な企業が登録できるサービスもあります。
利用目的や解決したい課題によって、どんな特徴を持つサイトに登録するかも変わってくるため、サイトの特徴把握も重要なポイントになります。
自社の目的から整理し、適切な得意分野を持つサービスを選ぶことが重要です。
料金形態・費用相場を確認する
ビジネスマッチングサービスの料金形態には、月額型、成果報酬型、課金型などの種類があります。会社を選ぶ前に、最終目的と期間、予算などを明確にしておくことで、自社に最適な料金形態を選ぶことができます。
また、費用相場を確認するためにも事前に複数社に見積もりを取っておくとスムーズです。
ビジネスマッチングを依頼するならレスターマッチングサービスがおすすめ
ビジネスマッチングを利用することで、発注側は事業の拡大や新規事業の開始、人材採用などの自社課題の解決のためのパートナー企業を見つけやすくなり、受注側は自社の技術やノウハウ、サービスを必要としている企業にアプローチしやすくなります。
近年注目を集めるビジネスマッチングサービスは、提供企業も多くなっているため、それぞれのサービスの内容を理解し、自社に最適な企業を選ぶ必要性があります。
自社の経営課題や人材の課題に対応するためにビジネスマッチングサイトを利用してみたいけれど、どのサービスが良いのかわからないという場合には、レスターマッチングサービスがおすすめです。
レスターマッチングサービスは、コンサルティング型のビジネスマッチングサービスで、担当者が企業の課題をヒアリングし最適な企業候補の選定から解決策の提案まで行います。
独自のネットワークに加え、他のビジネスマッチングサービスのデータベースや金融機関との連携により幅広い企業を紹介することが可能です。
マッチング成立後も口座開設支援や商品の受発注業務、物流業務などを行うことが可能なため、ビジネスパートナーの提案からマッチング、実務領域まで⼀気通貫でサポートします。
担当者がついてサポートしてくれるため、最適なパートナー企業選びを自社だけで行うことに不安がある方や初めてビジネスマッチングを利用する方も安心して進めることができます。