企業が事業の成長・経営の拡大をしていくためには、課題解決や新規事業の開始がとても重要ですが、そのためのビジネスパートナーを探す手段として近年ビジネスマッチングサービスが注目されています。
ビジネスマッチングサービスには様々な提供方法がありますが、ビジネスマッチングプラットフォームを利用したサイトやアプリも多く登場しています。
この記事ではビジネスマッチングプラットフォームのメリットや種類、注意点について紹介します。
ビジネスマッチングとは
ビジネスマッチングとは、企業のニーズを引き合わせ両社を結びつけるサービスのことです。ビジネスマッチングを行うことで、自社のニーズに合ったビジネスパートナーを見つけることができます。
ビジネスマッチングに登録する企業の多くは、事業拡大・新規事業立ち上げや新規顧客の開拓などを目的としています。これらに必要な技術やノウハウ・人材がほしい企業と、そのニーズに対応できる企業がマッチングすることが可能なため、ビジネスマッチングはビジネス上の需要と供給を引き合わせ、双方がWin-Winな関係を構築する場を提供するサービスであると言えます。
ビジネスマッチングプラットフォームとは
マッチングプラットフォームとは、「何かを提供したい人(供給者)」と「何かを必要としている人(需要者)」とをつなげる場のことを指します。ビジネスマッチングプラットフォームは、プラットフォーム上でつなげる需要と供給がビジネスに関連したものであるということになるでしょう。
マッチングプラットフォームの役割は、あくまで互いのニーズがマッチした両者をつなぐ「仲介役」です。
マッチングプラットフォームを利用することで、出会いの機会を得ることはできますが必ず成約までつながるとは限りません。
ビジネスマッチングプラットフォームのメリット
企業同士を引き合わせるビジネスマッチングプラットフォームを利用することで、以下のようなメリットを得られる可能性があります。
- ビジネスパートナーを効率よく探せる
- 自社にはないリソースを確保できる
- 他者の技術やノウハウを知ることができる
メリット1.クライアントやパートナー企業を効率よく探せる
ビジネスマッチングプラットフォームを利用することで、自社のニーズに合うビジネスパートナーを効率よく探すことができます。
ビジネスマッチングプラットフォームには、自社のノウハウや技術を売りたい・活用して欲しい企業と、自社が抱える課題を解決できる技術やノウハウ、人材が欲しい企業が集まります。
互いに目的を持った企業が利用するため、効率的にクライアントやビジネスパートナーを探すことができます。
マッチング方法としては、ビジネスマッチングアプリなどのように自発的に相手を探してマッチングするようなプラットフォームもあれば、サービスを提供する第3者が仲介役として適切なパートナーを紹介してくれるプラットフォームもあります。
メリット2.自社にはないリソースを確保できる
解決したい経営課題にもよりますが、事業立ち上げや拡大に際して、「プログラミングができる人材が足りない」、「プロジェクトリードできる人がいない」などといった人材面に関する課題が出てくる場合もあります。
ビジネスマッチングプラットフォームを活用することで、プロジェクトを推進してくれるパートナーを確保できるとともに、自社に足りない人材を補うことも可能になります。
メリット3.他社の技術やノウハウを知ることができる
ビジネスマッチングプラットフォームは新規顧客との取引開始の場にもなります。これまでにはない取引先との関わりを作ることができるため、共にビジネスパートナーとして業務を行っていくことで他社の持つ技術やノウハウを知ることができます。
これらの経験は、今後自社で新たな取り組みを行なう際の知見として活きる可能性があります。
ビジネスマッチングプラットフォームの種類
ビジネスマッチングプラットフォームには、様々な種類がありますが、大きく以下の3つに分けることができます。
- 資料ダウンロード型
- エージェント型
- 相見積もり型
種類1.資料ダウンロード型
資料ダウンロード型は、企業が提供したいサービスや商品の情報を資料としてまとめ、発注側が掲載情報を見て依頼する企業を選定する方式です。
資料請求とは異なり、気になる企業があればその場で資料をダウンロードして詳細を確認することができるため、スピーディに比較・検討できます。
場合によっては、発注側も資料に自社のニーズを掲載し、それをみた受注側がアプローチできるというサイトもあります。
発注側にある程度業界の知識があり、自社だけでどの企業に依頼するか判断できる場合にはおすすめのサービスです。
受注側も、1つの資料を作成するだけで、広く簡単に多くの企業にアピールできるというメリットがあります。
ただ、サービスによっては資料を掲載するための月額利用料が発生する場合があるため、案件がないのに固定費はかかるという可能性があります。
あらかじめ予算や期間を明確にした上で利用する必要があります。
種類2.エージェント型
エージェント型は、担当者を介して企業同士がやりとりする方式です。
サービスに登録し、要望や目的などを登録したりエージェントと面談したりすることで、エージェントが要望に合う企業候補者を選定してくれます。
双方の合意が取れたらエージェントを交えて商談を行い、契約という流れが一般的です。
発注側に業界の知識があまりなかったり、課題はあるけれどどんな企業と取引をして解決すれば良いのかわからないという場合にはエージェント型がおすすめです。目的や要望を伝えることで知識のある専門家が解決できそうな企業を選定してくれるため、ミスマッチのリスクを減らすことができます。
受注側も、エージェントに紹介してもらえることで説得力が高まるため、より自社の強みを理解してもらいやすくなります。紹介してもらえることで、自社の認知も高まるため受注に至らなかった場合でもある程度の宣伝効果を得ることもできます。
種類3.相見積もり型
相見積もり型は、サービスの情報や料金相場がまとめられた比較一覧表をもとに発注側が受注側を選ぶ方式です。
自社の目的や予算、期間などの比較ポイントから、料金や実績などで絞り込んで検索することができるため、予算が決まっている場合やできるだけ安価に済ませたいという希望がある場合におすすめです。
複数の企業の見積もりを比較して検討できるため、相場を把握しながら発注先を選ぶことができます。しかし、複数社から見積もりを取ることでそれぞれの企業から営業電話やメールなどがくる可能性があります。
受注側も料金の安さや口コミの評判に自信がある場合には、選んでもらいやすくなるというメリットがあります。ただし、料金を1番の比較ポイントとして比較されるため、料金に自信がない場合は受注しにくい可能性があります。
ビジネスマッチングプラットフォームの注意点
ビジネスマッチングプラットフォームには、自社のニーズに合う企業を探しやすいというメリットがありますが、注意点もあります。
ここでは、ビジネスマッチングプラットフォームの注意点について以下の2点を紹介します。
- あくまでも機会の創出である
- 相手企業の実態がわかりにくい
注意点1.あくまでも機会の創出である
ビジネスマッチングプラットフォームは、企業と企業が出会う場を提供しているサービスのため、マッチングする機会を得るのみになります。
サービスを利用してマッチングが成立したとしても、その後の商談につなげたり、商談を成立させたりするフェーズでは両社の成約に向けた努力が必要になります。
商談までサポートしてくれるサービスもありますが、多くはマッチングプラットフォームの提供のみになるため、マッチング後の進め方については考えておく必要があります。
注意点2.相手企業の実態がわかりにくい
ビジネスプラットフォームのどの形態を利用するかにもよりますが、サービスに登録されている企業情報だけでは相手企業の実態を把握しづらいというデメリットがあります。
特に資料ダウンロード型や相見積もり型のサービスでは、受注企業側の押し出したい部分を全面的に掲載しているため、サービスの内容や料金などのメリットがある部分に注目してしまいがちですが、企業の基本情報や経営実態、実際の利用者からの評判などは別で調べて把握しておく必要があります。
まとめ:ビジネスマッチングプラットフォームならレスターマッチングサービスがおすすめ
ビジネスマッチングプラットフォームは企業が成長していくために必要な事業の拡大や新規事業の開始、人材採用などを進めやすくしてくれるサービスです。
ビジネスマッチングプラットフォームを利用することで、自社のニーズに合う企業を見つけやすくなります。
利用するにあたっては、資料ダウンロード型やエージェント型、相見積もり型など様々な形態を採用しているプラットフォームがあるため、自社の状況や目的にあった種類を選ぶ必要があります。
自社の経営課題や人材の課題に対応するためにビジネスマッチングプラットフォームを利用してみたいけれど、どのマッチングプラットフォームが良いのかわからないという場合には、レスターマッチングサービスがおすすめです。
レスターマッチングサービスは、コンサルティング型のビジネスマッチングサービスで、担当者が企業の課題をヒアリングし最適な企業候補の選定から解決策の提案まで行います。
独自のネットワークに加え、他のビジネスマッチングサービスのデータベースや金融機関との連携により幅広い企業を紹介することが可能です。マッチング成立後も口座開設支援や商品の受発注業務、物流業務などを行うことが可能なため、ビジネスパートナーの提案からマッチング、実務領域まで⼀気通貫でサポートします。