ビジネスマッチングは企業間の売りたい・買いたいをマッチングさせるサービスです。

ビジネスマッチングを利用することで自社のニーズに合う企業を効率よく探すことができます。

また、それぞれのサイトで得意の業界や業種があるため、システム開発について依頼・受注したいと考えている場合はシステム開発に特化したビジネスマッチングサイトを利用することをおすすめします。

この記事では、システム開発のビジネスマッチングについてメリットやデメリット、おすすめのビジネスマッチングサイトを紹介します。

ビジネスマッチングサービスでシステム開発を受注・依頼できる

ビジネスマッチングとは、企業のニーズを引き合わせ両社を結びつけるサービスのことです。

ビジネスマッチングサービスに登録する企業の多くは、事業拡大・新規事業立ち上げや新規顧客の開拓などを目的としています。これらに必要な技術やノウハウ・人材がほしい企業と、そのニーズに対応できる企業がマッチングすることが可能なため、ビジネスマッチングはビジネス上の需要と供給を引き合わせ、双方がWin-Winな関係を構築する場を提供するサービスであると言えます。

例えば、以下のようなマッチングが考えられます。

発注者	受注者
HPを作りたい企業	HP制作の仕事を受注したいWEB企業
システム開発を依頼したい企業	新規顧客を開拓したいIT企業
SNSマーケティングを始めたい企業	SNSマーケティングが得意な企業

システム開発を依頼したい、案件を受注したいなどといったニーズがある場合には、ビジネスマッチングサイトに登録することで、ニーズにマッチする企業に出会える可能性があります。

その際に、システム開発に特化したビジネスマッチングサービスを選ぶことでよりマッチングしやすくなるため、サイト選びが重要になります。

システム開発でビジネスマッチングを利用するメリット

システム開発でビジネスマッチングを利用するメリットについて以下で解説します。

• クライアントやパートナー企業を効率よく探せる
• システム開発に関わるリソースを確保できる
• 発注側は基本的に無料で利用できる

メリット１．クライアントやパートナー企業を効率よく探せる

ビジネスマッチングサービスを利用することで、自社のニーズに合うビジネスパートナーを効率よく探すことができます。

ビジネスマッチングサービスは自社のノウハウや技術を売りたい・活用して欲しい企業と、自社が抱える課題を解決できる技術やノウハウ、人材が欲しい企業をマッチングさせることを目的としたサービスです。

互いに目的を持った企業が集まるため、サービスを利用することで効率的にクライアントやパートナーを探すことができます。

特に、システム開発を依頼したいという要望が決まっている場合は、システム開発に特化したビジネスマッチングサイトを利用することで、要望に合ったクライアントを効率よく探すことができます。

メリット２．システム開発に関わるリソースを確保できる

システム開発は専門的な知識を必要とする上、プロジェクトに関わる人数も多くなるため、リソース不足が課題となっている企業も多いです。専門的な知識を持った人材を自社内のみで補うのには限界があるでしょう。

「プログラミングができる人材が足りない」、「プロジェクトリードできる人がいない」などといった課題はシステム開発を行う上で解決しなくてはなりません。

ビジネスマッチングを活用することで、システム開発において自社に足りない人材を補うことが可能になります。

メリット３．発注側は基本的に無料で利用できる

ビジネスマッチングサイトは、発注側は基本的には無料で利用できるサービスが多いです。

サイトの運営形態には様々ありますが、受注企業から掲載料や手数料をもらうことで運営をしているサイトがほとんどのため、基本的に発注企業は無料で仕事依頼を出すことができます。

実際にサイトを利用して、マッチングが成立するまで料金がかからないため、リスクなく始められるというメリットがあります。

ビジネスマッチングサイトの料金形態については以下で説明します。

システム開発でビジネスマッチングを利用するデメリット

システム開発でビジネスマッチングを活用するデメリットについて紹介します。

• 必ずビジネスパートナーが見つかるわけではない
• あくまでマッチングの機会を得られるのみ

デメリット１．必ずビジネスパートナーが見つかるわけではない

ビジネスマッチングサイトを利用したからといって必ず取引先が見つかるとは限りません。

サイトに登録する際は、それぞれ目的を持った上で登録しますが、ニーズに合う企業が見つからない場合はマッチングに至らない場合があります。

また、お互いがメリットを得られるようなWin-Winな関係な関係にならない場合もマッチングに至るのは難しいでしょう。

そのため、システム開発に特化したサービスを利用したとしてもお互いに納得できる条件や対応内容でないとマッチングしない可能性があります。

また、料金形態によっては、利用料として月額料金を支払うサービスもあるため、マッチングに至らなくてもコストがかかるケースもあります。

デメリット２．あくまでマッチングの機会を得られるのみ

ビジネスマッチングは企業と企業が出会う場を提供しているサービスのため、マッチングする機会を得るのみになります。サービスを利用してマッチングが成立したとしても、その後の商談につなげたり、商談を成立させたりするフェーズでは両社の成約に向けた努力が必要になります。

商談までサポートしてくれるサービスもありますが、多くはマッチングプラットフォームの提供のみになるため、マッチング後の進め方については考えておく必要があります。

ビジネスマッチングサイトの料金形態

ビジネスマッチングの料金形態には様々ありますが、受注側が支払う形態が多くなっています。

ここではビジネスマッチングサイトで主に採用されている料金形態について、3つ紹介します。

• 月額型
• 成果報酬型
• 課金型

月額型

月額型は、受注側が企業情報をサイトに掲載するにあたって月額料金を支払う仕組みです。

「初期費用＋月額費用」を一定額毎月サイト運営側に支払います。

月額型を採用しているサイトは企業の登録数や案件数が多い傾向があるため、掲載することで多くの企業にみてもらえる可能性が高まりますが、マッチングが発生しなくても一定の料金を支払う必要があります。

ある程度の固定費がかかっても、安定的・長期的にビジネスパートナーを探したい企業におすすめの料金形態です。

料金の相場としては月額10,000円〜100,000円程となっています。

成果報酬型

成果報酬型は、マッチング後、契約が成立した時点で運営側に報酬を支払う仕組みです。

契約が成立するまでは無料でサービスを利用することができるため、リスクなく利用することができます。

サイト運営側も、利用企業に契約まで成立させることで初めて報酬を得ることができるため、成約してもらうために手厚くサポートしてくれることが多いようです。

成約するまでは無料でサービスを利用できる分、成功した場合にはある程度の報酬を支払う必要があります。まずは無料で利用してみたいという企業におすすめの料金形態です。

料金の相場としては、契約金額の5%〜20%程を手数料として支払うことが多いです。

課金型

課金型は、ビジネスマッチングサイトへの掲載は無料で行えますが、マッチングが成立した際に費用を請求される仕組みです。

サイトへの企業情報の掲載は無料で行えるので、掲載して料金を支払っているのに何も案件が来ない、マッチングする企業がないという事態を回避することができます。

ただ、マッチングが成立して料金を支払ったとしても成約までたどりつけるとは限りません。成約に至らなくてもマッチングした時点で料金が発生するという仕組みのため、注意が必要です。

引き合いとして案件が取れたら料金を支払ってもいいという場合におすすめです。

料金相場としては、1案件あたり5,000円〜20,000円程に設定されている場合が多いです。

おすすめのシステム開発に特化したビジネスマッチングサービス5選

システム開発に特化、あるいはシステム開発に強みを持つビジネスマッチングサイトについて、以下の5つのサービスを紹介します。

• PROLINK
• 発注ナビ
• オフショア開発.com
• リカイゼン
• アイミツ

PROLINK

公式サイト：https://www.pv-prolink.jp/

PROLINKは株式会社ProVisionが運営するシステム開発に特化したビジネスマッチングサイトです。

運営会社がQAを主軸とした事業を行っているため、案件成立後に検証が必要になった場合にも、検証サービスにて検証してもらうことができます。

発注企業は完全無料で利用することができます。受注企業は、課金制と月額制の2つのプランが用意されており、目的に合わせて選ぶことができます。初月は無料で利用できます。

発注ナビ

公式サイト：https://hnavi.co.jp/

「発注ナビ」は発注ナビ株式会社が運営しているシステム開発やWeb制作に特化したビジネスマッチングサイトです。

紹介実績は15,000件以上、紹介達成数は92%で、対応社数は3,500社以上という実績を持っています。

料金形態としては、発注側は完全無料で利用することができます。

受注側は無料で全案件を閲覧できるプランがあるため、受けられる案件がどれくらいあるかを確認してから有料プランに切り替えることができます。

有料プランの料金体系としては月額型と課金型があり、自社の目的や予算によってプランを選ぶことができます。

オフショア開発.com

公式サイト:https://www.offshore-kaihatsu.com

オフショア開発.comは、オフショア開発に特化したビジネスマッチングサイトです。

ソフトウェア開発やシステム開発、ホームページ制作などITに関連した分野の他にも、人材派遣などの案件依頼も受け付けています。

掲載企業の中から気になる企業について一括問い合わせできる他、専任のコンシェルジュがついて要件整理から企業の選定、商談までをサポートしてくれるサービスもあります。

料金形態は成果報酬型を採用しているため、発注側は基本無料で利用することができ、受注企業も契約が成立するまではコストをかけずに利用することができます。

リカイゼン

公式サイト：https://rekaizen.com/

リカイゼンはリトライブ株式会社が運営するIT・クリエイティブ業界への企業支援サービスに特化したビジネスマッチングサイトです。

ビジネスマッチングサービスの運営実績は15年に及び、取扱案件は1万件以上あります。企業間の仕事の進め方に関する質問を行い、基準点をクリアしている企業にはVerified Partnerに認定するなど堅実な運営を行なっています。気になる企業については一括で見積もりを取ることができ、最短10分で見積書が届きます。

料金形態は月額制を採用しているため、発注側は完全無料で利用できます。受注側には3つの料金プランが用意されており、月額1万円〜9万円で利用可能です。

アイミツ

公式サイト：https://imitsu.jp/

「アイミツ」は株式会社ユニラボが運営しているビジネスマッチングサイトです。

国内最大級の企業間取引データを保有しており、17万件のデータを保有しています。上場企業の40％が利用しており、月間3,000件の発注が発生しています。

システム開発・アプリ開発、ウェブ制作などIT・Web関連の領域に強みを持ちます。

要望に合わせて翌日までに一括見積してくれるサービスのため、スピーディーに利用することができます。

料金体系として、発注側は無料で利用することが出来ます。

受注側は月額型と成果報酬型の二つを採用しており、業界によって料金は異なるようです。

システム開発案件の発注・受注について相談するならレスターマッチングサービスがおすすめ

ビジネスマッチングを利用することで、発注側は事業の拡大や新規事業の開始、人材採用などの自社課題の解決のためのパートナー企業を見つけやすくなり、受注側は自社の技術やノウハウ、サービスを必要としているニーズのある企業を一から営業をかけることなく見つけることができます。

システム開発を受注・発注したい場合は、システム開発に特化・強みを持つビジネスマッチングサイトを選ぶことでより効率的にマッチングを進めることができます。

システム開発を受注・発注するためにビジネスマッチングサイトを利用したいけれど、どのサイトがシステム開発に特化しているのかわからない、おすすめを知りたいという場合にはレスターマッチングサービスがおすすめです。

レスターマッチングサービスは、コンサルティング型のビジネスマッチングサービスで、担当者が企業の課題をヒアリングし最適な企業候補の選定から解決策の提案まで行います。

独自のネットワークに加え、他のビジネスマッチングサービスのデータベースや金融機関との連携により幅広い企業を紹介することが可能です。

マッチング成立後も口座開設支援や商品の受発注業務、物流業務などを行うことが可能なため、ビジネスパートナーの提案からマッチング、実務領域まで⼀気通貫でサポートします。

担当者がついてサポートしてくれるため、最適なパートナー企業選びを自社だけで行うことに不安がある方や初めてビジネスマッチングを利用する方も安心して進めることができます。

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