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企業が成長していくためには、現状の課題を解決したり新規事業の開始に取り組んでいくことが必要ですが、そのためには様々なノウハウや資金、リソースの確保が必要です。

ビジネスマッチングを利用することで自社に必要な技術やサービスを提供してくれるパートナーを見つけたり、自社のサービスを必要としている企業に出会えたりします。

展示会などに参加し対面での交流を行うビジネスマッチングもありますが、新型コロナウイルス感染症などの影響もあり、オンラインでのビジネスマッチングが主流となってきました。

この記事ではオンラインのビジネスマッチングの中でもビジネスマッチングサイトについて詳しく紹介します。

ビジネスマッチングサイトの仕組みや料金形態、メリットやデメリット、おすすめのサイトについて紹介するので、参考にしてみてください。

ビジネスマッチングサイトとは

ビジネスマッチングサイトとは、ビジネスマッチング機能をサイト上で提供しているサービスのことです。

そもそもビジネスマッチングとは、企業のニーズを引き合わせ両社を結びつけることをさします。

ビジネスマッチングに登録する企業の多くは、事業拡大・新規事業立ち上げや新規顧客の開拓などを目的としています。

これらに必要な技術やノウハウ・人材がほしい企業と、そのニーズに対応できる企業がマッチングすることが可能なため、ビジネスマッチングはビジネス上の需要と供給を引き合わせ、双方がWin-Winな関係を構築する場を提供するサービスであると言えます。

ビジネスマッチングを行うことで、自社のニーズに合ったビジネスパートナーを効率よく見つけることが可能です。

ビジネスマッチングサイトの種類

ビジネスマッチングサイトのマッチングの仕組みには、いくつか種類があります。

  • 資料ダウンロード型
  • エージェント型
  • 相見積もり型

それぞれの種類のメリット・デメリットについて以下の表にまとめました。

メリットデメリット
資料ダウンロード型【発注側】資料をダウンロードするだけで詳細を確認できる
【受注側】資料を作成するだけで多くの企業にアピールポイントを宣伝できる
【発注側】ある程度の知識を持ち、自社で最適な企業を判断する必要がある
【受注側】月額掲載料がかかることが多いため、案件はないがコストがかかるという場合も
エージェント型【発注側】要望を伝えることで担当者が適切な企業を勧めてくれる
【受注側】エージェントに紹介してもらえることで宣伝効果を得られる
【発注側】担当者とコミュニケーションを取りながら進めるため、他よりもスピーディには進まないことも
【受注側】エージェントに紹介してもらえないとマッチングの機会は得られない
相見積もり型【発注側】注目したいポイントを一括で比較できる
【受注側】料金の安さに自信がある場合、選んでもらいやすくなる
【発注側】見積もりを取ることで、複数企業から営業メールが来る可能性がある
【受注側】料金が他より高い場合は、選んでもらいにくくなる

種類1.資料ダウンロード型

資料ダウンロード型は、企業が提供したいサービスや商品の情報を資料としてまとめ、発注側が掲載情報を見て依頼する企業を選定する方式です。

発注側、受注側ともに資料を載せる必要がある場合もありますが、基本的には受注側が提供できるサービス・技術について資料を作成することが多いです。

種類2.エージェント型

エージェント型は、担当者を介して企業同士がやりとりする方式です。

サービスに登録し、要望や目的などを登録したりエージェントと面談したりすることで、エージェントが要望に合う企業候補者を選定してくれます。

双方の合意が取れたらエージェントを交えて商談を行い、契約という流れが一般的です。

種類3.相見積もり型

相見積もり型は、サービスの情報や料金相場がまとめられた比較一覧表をもとに発注側が受注側を選ぶ方式です。

自社の目的や予算、期間などの比較ポイントから、料金や実績などで絞り込んで検索することができます。

それぞれの種類の詳しい説明や、受注側・発注側のメリット・デメリットについては以下の記事をご覧ください。

無料で利用できるビジネスマッチングサイト5選!仕組みと選び方のポイントも紹介

ビジネスマッチングサイトの料金形態・相場

ビジネスマッチングサービスにはサイトやアプリなど様々なプラットフォームでの提供方法があります。

ここでは主にビジネスマッチングサイトで採用されている料金形態について、3つ紹介します。

  • 月額型
  • 成果報酬型
  • 課金型

それぞれの料金形態のメリット・デメリット、費用相場は以下のようになっています。

メリットデメリット費用相場
月額型毎月決まった金額を支払うため、予算を組みやすい契約が発生しなくても料金を支払う必要がある月額10,000円〜100,000円
成果報酬型契約が成立するまでは無料で利用できる契約が成立するとある程度のコストが発生する契約金額の5%〜20%
課金型マッチングが成立するまで無料で利用できるマッチングが成立しても契約が成立するとは限らない1案件あたり5,000円〜20,000円

月額型

月額型は、企業情報をサイトに掲載するにあたって月額料金を支払う仕組みです。

「初期費用+月額費用」を一定額毎月サイト運営側に支払います。

料金の相場としては月額10,000円〜100,000円程となっています。

成果報酬型

成果報酬型は、マッチング後、契約が成立した時点で運営側に報酬を支払う仕組みです。

契約が成立するまでは無料でサービスを利用することができるため、リスクなく利用することができます。

料金の相場としては、契約金額の5%〜20%程を手数料として支払うことが多いです。

課金型

課金型は、ビジネスマッチングサイトへの掲載は無料で行えますが、マッチングが成立した際に費用を請求される仕組みです。

サイトへの企業情報の掲載は無料で行えるので、掲載して料金を支払っているのに何も案件が来ない、マッチングする企業がないという事態を回避することができます。

料金相場としては、1案件あたり5,000円〜20,000円程に設定されている場合が多いです。

それぞれの料金掲載の詳しい説明や料金相場については、以下の記事をご覧ください。

ビジネスマッチングの手数料相場はどれくらい?サイトの種類と形態について紹介

ビジネスマッチングサイトのメリット

ビジネスマッチングサイトを利用することで、以下のようなメリットを得られる可能性があります。

  • ビジネスパートナーを効率よく探せる
  • 自社にはないリソースを確保できる
  • 他社の技術やノウハウを知ることができる

メリット1.ビジネスパートナー企業を効率よく探せる

ビジネスマッチングサイトを利用することで、自社のニーズに合うビジネスパートナーを効率よく探すことができます

ビジネスマッチングサイトは自社のノウハウや技術を売りたい・活用して欲しい企業と、自社が抱える課題を解決できる技術やノウハウ、人材が欲しい企業をマッチングさせることを目的としたサービスです。

互いに目的を持った企業が集まるため、サービスを利用することで効率的にクライアントやパートナーを探すことができます。

インターネットがあれば場所や時間に関係なくいつでも利用することができるため、対面式のビジネスマッチングより利便性が高い点もポイントです。

マッチング方法としては、自発的に相手を探してマッチングする場合もありますし、サービスを提供する第3者が仲介役として適切なパートナーを紹介してくれる場合もあります。

メリット2.自社にはないリソースを確保できる

解決したい経営課題にもよりますが、事業立ち上げや拡大に際して、「プログラミングができる人材が足りない」、「プロジェクトリードできる人がいない」などといった人材面に関する課題が出てくる場合もあります。

ビジネスマッチングを活用することで、プロジェクトを推進してくれるパートナーを確保できるとともに、自社に足りない人材を補うことも可能になります。

メリット3.他社の技術やノウハウを知ることができる

ビジネスマッチングは新規顧客との取引開始の場にもなります。これまでにはない取引先との関わりを作ることができるため、共にビジネスパートナーとして業務を行っていくことで他社の持つ技術やノウハウを知ることができます。

これらの経験は、今後自社で新たな取り組みを行なう際の知見として活きる可能性があります。

ビジネスマッチングサイトのデメリット

ビジネスマッチングサイトのデメリットについて以下の2点を紹介します。

  • 必ずビジネスパートナーが見つかるわけではない
  • あくまでマッチングの機会を得られるのみ

デメリット1.必ずビジネスパートナーが見つかるわけではない

ビジネスマッチングサイトを利用したからといって必ず取引先が見つかるとは限りません。

サイトに登録する際は、それぞれ目的を持った上で登録しますが、ニーズに合う企業が見つからない場合はマッチングに至らない場合があります。

また、お互いがメリットを得られるようなWin-Winな関係な関係にならない場合もマッチングに至るのは難しいでしょう。

料金形態によっては、利用料として月額料金を支払うサービスもあるため、マッチングに至らなくてもコストがかかるケースもあります。

デメリット2.あくまでマッチングの機会を得られるのみ

ビジネスマッチングは企業と企業が出会う場を提供しているサービスのため、マッチングする機会を得るのみになります。サービスを利用してマッチングが成立したとしても、その後の商談につなげたり、商談を成立させたりするフェーズでは両社の成約に向けた努力が必要になります。

商談までサポートしてくれるサービスもありますが、多くはマッチングプラットフォームの提供のみになるため、マッチング後の進め方については考えておく必要があります。

ビジネスマッチングサイトの選び方

ビジネスマッチングサイトの中から自社に合うサービスを選ぶためのポイントとして、以下の3つについて紹介します。

  • 利用目的を明確にする
  • 料金形態・費用相場を確認する
  • 運営企業の得意分野や実績を確認する

ポイント1.利用目的を明確にする

まずは、何のためにビジネスマッチングを利用するのか、目的を明確にする必要があります。目的を明確にすることで様々あるサービスの中でもどの観点に注目して利用するサービスを比較すれば良いのかがわかるようになります。

仕事を受注したのか、発注したいのか、どの領域でのビジネスパートナーを探しているのかなど、どんな案件のために利用したいのかを明確にさせましょう。

また、どれくらいの値段でどの程度の期間で、どんな効果を得たいのかも明確にしておくことで、さらに比較ポイントが明確になります。

ポイント2.運営企業の得意分野や実績の確認する

ビジネスマッチングサイトには様々な種類があるため、その特徴も様々です。登録企業の業種が限定されており業界に特化している場合もありますし、業界に関わらず様々な企業が登録できるサイトもあります。

利用目的や解決したい課題によって、どんな特徴を持つサイトに登録するかも変わってくるため、サイトの特徴把握も重要なポイントになります。

依頼したい分野を取り扱っており、強みを持つサイトを選びましょう。

ポイント3.料金形態・費用相場を確認する

料金形態にも、月額型、成果報酬型、課金型などの種類があります。
これらの中から最適な料金形態を選ぶには、成果を出したい期間や企業内の予算などが関係してきます。

サイトを選ぶ前に、最終目的と期間、予算などを明確にしておくことで、自社に最適な料金掲載を選ぶことができます。
また、費用相場を確認するためにも事前に複数社に見積もりを取っておくとスムーズでしょう。

おすすめのビジネスマッチングサイト10選

おすすめのビジネスマッチングサイトについて5つ紹介します。

  • レスターマッチングサービス
  • 比較ビズ
  • Biz Create
  • 発注ナビ
  • アイミツ
  • リカイゼン
  • Web幹事
  • AUBA
  • 一括.jp
  • 官民クラウド

レスターマッチングサービス

公式HP:https://rms.restargp.com/

「レスターマッチングサービス」はレスターホールディングスが運営するビジネスマッチングサイトです。

担当コーディネーターが最適なパートナー探しを支援するコンサルティング型のビジネスマッチングサービスのため、初めて利用する場合や自社だけでビジネスパートナーを選定することに不安がある場合におすすめです。

事業領域ではITからものづくり関連に強みを持ち、提携先大手マッチングサイトのデータベースや全国の金融機関30行以上との連携により幅広い企業を紹介することが可能です。

料金形態は月額型を採用しており以下の3種類が用意されています

  • フリープラン:月額0円
  • ライトプラン:月額25,000円
  • スタンダードプラン:月額35,000円

比較ビズ

公式HP:https://www.biz.ne.jp/

「比較ビズ」は株式会社ワンズマインドが運営しているマッチングサイトです。

17年以上の歴史があり、日本最大級の掲載企業数と発注会員数を誇ります。

WEB上で複数業者に一括見積りができるため、費用を重視している場合には比較しながら発注先を選ぶことができます。費用以外にも実績・得意業界などの観点から発注先を選ぶことも可能です。
様々な業種に対応しており、180業種の案件を掲載中です。

料金体系としては、掲載側の広告掲載費で運営しているサービスのため、発注者側は完全無料、受注者側は月額費用15,180円(税込)で利用することができます。

Biz Create

公式HP:https://biz-create-service.jp/#/SSTP0101

「Biz Create」は株式会社三井住友銀行が運営しているビジネスマッチングサイトです。

大手金融機関のネットワークを活かしたサービスを展開しているため、実績も豊富で安心して利用することができます。

利用企業数は約14,000社、月間商談件数は1,800件以上という実績があります。
銀行の取引先の中からマッチングが可能なため、様々な業種の企業を紹介可能です。

料金形態としては、以下の2つのプランが用意されています。

  • スタンダードプラン: 無料
  • Sales Pro:初月無料・月額55,000円

発注ナビ

公式HP:https://corp.itmedia.co.jp/

「発注ナビ」は発注ナビ株式会社が運営しているシステム開発やWeb制作に特化したビジネスマッチングサイトです。

紹介実績は15,000件以上、紹介達成数は92%で、対応社数は3,500社以上という実績を持っています。
システム開発やサイト制作に強みを持ちます。

料金形態としては、発注側は完全無料で利用することができます。

受注側は無料で全案件を閲覧できるプランがあるため、受けられる案件がどれくらいあるかを確認してから有料プランに切り替えることができます。

有料プランの料金体系としては月額型と課金型があり、自社の目的や予算によってプランを選ぶことができます。

アイミツ

公式HP:https://imitsu.jp/

「アイミツ」は株式会社ユニラボが運営しているビジネスマッチングサイトです。

国内最大級の企業間取引データを保有しており、17万件のデータを保有しています。上場企業の40%が利用しており、月間3,000件の発注が発生しています。
システム開発・アプリ開発、ウェブ制作などIT・Web関連の領域に強みを持ちます。

要望に合わせて翌日までに一括見積してくれるサービスのため、スピーディーに利用することができます。

料金体系としては、発注側は無料で利用することが出来ます。

受注側は月額型と成果報酬型の二つを採用しており、業界によって料金は異なるようです。

リカイゼン

公式サイト:https://rekaizen.com/

リカイゼンはリトライブ株式会社が運営するビジネスマッチングサービスです。

システム開発やWeb制作、クリエイティブ制作、映像制作、コピーライティングに強みを持ちます。

気になる企業については一括で見積もりを取ることができ、最短10分で見積書が届きます。

料金形態は月額制を採用しているため、発注側は完全無料で利用できます。受注側には3つの料金プランが用意されており、月額1万円〜9万円で利用可能です。

Web幹事

公式サイト:https://web-kanji.com/

Web幹事は株式会社ユーティルが運営するビジネスマッチングサイトです。

Web制作に特化しているため、サイト制作領域に強みを持ちます。サイトの制作会社を見つけたい、サイト制作技術を売りたい企業におすすめのサイトです。

検索機能が充実している点が特徴で、都道府県や業界別の検索だけでなく、「SEO対策に強い」「格安対応」など、多彩な切り口で検索できるというメリットがあります。

料金形態としては、成果報酬型を採用しており受注側が案件を獲得した段階で支払う仕組みになっています。

発注側は無料で利用でき、受注側も掲載料は0円のため、初期費用などはかかりません。

AUBA

公式サイト:https://auba.eiicon.net/about/

AUBAは株式会社eiiconが運営するビジネスマッチングサービスです。

大企業から中小企業、自治体まで幅広い業界が登録しており、オープンイノベーションをともに行う共創パートナー探しに強みを持ちます。

登録者の約7割が経営層や部長などの意思決定層のため、共創におけるキーマンと繋がりやすく、マッチング後の推進もスムーズに進められます。

自社PRの掲載からメッセージのやりとりまで、 無料で利用することができます。

一括.jp

公式サイト:https://www.ikkatsu.jp/

​​一括.jpは株式会社 ecloreが運営するビジネスマッチングサイトです。68種類以上の業種・業界から一括でお問合せすることができます。SNS運用代行から物流倉庫、印刷まで幅広い業界に対応しています。

比較。資料請求サイトのため、無料で利用することができますが、資料取り寄せ後のマッチングや商談については自社で進める必要があります。

官民クラウド

公式サイト:​​https://kanmincloud.com/

官民クラウドはディースタンダード株式会社が運営するビジネスマッチングサイトです。

自治体と民間企業のマッチングに強みを持ちます。

地域それぞれの課題を抱える自治体と多くのノウハウを持つ企業をマッチングさせ、官民連携を促進することを目的としています。

料金形態としては月額制を採用しており、3つのプランが用意されています。

月額3万円〜13万円で利用することができます。

まとめ:ビジネスマッチングサイトなら「レスターマッチングサービス」がおすすめ

ビジネスマッチングを利用することで、発注側は事業の拡大や新規事業の開始、人材採用などの自社課題の解決のためのパートナー企業を見つけやすくなり、受注側は自社の技術やノウハウ、サービスを必要としているニーズのある企業を一から営業をかけることなく見つけることができます。

ビジネスマッチングサイトでも、それぞれ種類や料金形態が異なるため、自社の目的を明確にした上で適切なサイトを選びましょう。

自社の経営課題や人材の課題に対応するためにビジネスマッチングサイトを利用してみたいけれど、どのサービスが良いのかわからないという場合には、レスターマッチングサービスがおすすめです。

レスターマッチングサービスは、コンサルティング型のビジネスマッチングサービスで、担当者が企業の課題をヒアリングし最適な企業候補の選定から解決策の提案まで行います。

独自のネットワークに加え、他のビジネスマッチングサービスのデータベースや金融機関との連携により幅広い企業を紹介することが可能です。

マッチング成立後も口座開設支援や商品の受発注業務、物流業務などを行うことが可能なため、ビジネスパートナーの提案からマッチング、実務領域まで⼀気通貫でサポートします。

担当者がついてサポートしてくれるため、最適なパートナー企業選びを自社だけで行うことに不安がある方や初めてビジネスマッチングを利用する方も安心して進めることができます。

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